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黒川(長野県)
時間
10:00
釣り人
saddaさん&ISSYさん
スタイル
ウェーディング
天候
晴れ
気温/水温
11℃/6℃
風向き
水面状況
今年もGWがやってきた。本年は昨年逝去した釣友の追悼合宿に参加する為、長野県の廃村を訪れた。この地は明治初期の古民家を保存する為、NPOが民間人に貸与しながら維持運営をしている集落で亡き友人が愛して止まない地である。仕事が終わると荷物を車に放り込んで少し混み始めた高速をかっ飛ばす。夜半みんながホロ酔い気分になった頃、現地に到着。お決まりのかけつけ一杯と囲炉裏の雰囲気を暫し楽しむ。そして朝、ストーブで沸かしたコーヒー口に含みながら眠気を飛ばしフライマンのARAYANさんと川へ急ぐ。自分にとっては初の渓にイメージは膨らむばかり。山岳渓流の春は遅い。未だ息凍る川面 に魚からの生体反応は無い。500m程釣り下り一度ベースへ戻る。簡単に朝食を済ませ再び川へ戻る。パターンからしてまだ魚は淵や還流帯に定位 しているようだ。今度は釣 り上がりに切り替え、何回も堰堤をよじ登る。相変わらず魚の姿は見えない。4つ程堰堤を越えた場所で落ち込みの水流が対岸に当たり大きくえぐれている。まさにこことルアーを投入、流れにのせてエグレに流し込む。ベールを返し早めのリーリング後、小さなスイングをふたつ入れる。直ぐさま黒い陰 が反転する。我ながらジャストフッキング。素早くキャッチした魚は昨年の稚魚放流と思われる源流イワナ。狙い通 りに出した魚には満足である。これで帰りはシンプルプラン。パターンさえ分かればピンポイントに下れる。シェード下へルアーを流し込みスイングすると魚がチェイス開始。ハンドルの手を一度止め食わせのタイミングを作ると簡単に乗った。こちらもスムースにランディング。タフなコンディションではあるが居れば出る。正確なキャストとフィーディングレーンのトレース。まさに最高のゲーム。これが山岳渓流の醍醐味である。釣果 に満足し足軽にベースへ戻る。暫くしてISSYさんが意気揚々とネットを掲げて帰ってくる。これだよ、これ!と先ほど渡したサミングに驚嘆。チェンジした途端のヒットだったそうだ。手持ちのミノーを差し置いて釣って頂いたISSYさんに感謝。午後はもう一人の釣人YOGOさんをガイドする。魚の激しいチェイスを何度も目の当たりにするが残念ながらバイトまでは持ち込めなかった。下手な私に付き合って頂いて申し訳ないが他人のチェイスシーンにここまでエキサイティングする自分は逆に楽しませて頂いた。違った視点で魚の出方を教わってしまった一幕であった。帰りがけとんでもないボサの小川で真剣に竿を出す釣友TATSU氏に遭遇。水があれば魚が居る。みんなただの釣り好きだね。ニューカラーの活躍にますます期待高まる今シーズン。またこの素晴し い地を訪れたいものだ。


lure
suming-50cw
釣果
3 fish
最大
20cm


心が通い合う人達と昨年亡くなられた友人の
追悼合宿をおくる事が出来て良かったですね。

渓師のパーティーが民家のお世話になりました。
夜になり持参した米で炊いたご飯をじっと見つめるその家の子供達。
貴方ならどうする?当然子供達に分け与えるでしょう。
若い人はこれがどういう事かよく解らないでしょう。
戦後20年近く経ってからの事です。
関西の釣りより(多分)。
若者は都会へ向かい、過疎地となる。

少々疲れの残る魚体でしたね。
梅雨明けならバッチリでしょう。
是非もう一度お出掛け下さい。
ご報告ご使用をありがとうございます。