7/13〜15
宮古島(下地島編)
時間
釣り人
F先生夫妻
スタイル
カヤック
天候
晴れ
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
chiです。最後の離島。すみません長文になってしまいました。宮古島から高速船で15分ほどの伊良部島で最後の釣りです。伊良部島の西側に下地島という小さな島が隣り合わせであり、その島と島の間はとても奇麗なエメラルドグリーン の川のようになってて、マングローブが生息しています。とにかく大不満の残っている私が釣らなければ、F先生も安心してルアーを投げることが出来ない。いろいろなプレッシャーを感じながらF先生のガーラ以来、私も海にいる間は休む事無くルアーを投げ続けているんですけど・・・もう右腕はカンカンです。残された時間は今日を含めあと3日。だというのに、全くおさまらない強風。フェリーから降りたらそのまま車で浜をいくつか下見しながら宿へ向かい、そのまま伊良部島の西北の浜へ直行。何となくこの辺りにガーラがいそうだなとだんだんと予想がつく様になってきました。南西暴風の中、私がガーラを釣るまでは竿を握らないと言うF先生にカヤックの操作をお願いし、沖に流されながら私はひたすら投げます。そして2人で必死に漕いで浜の方へ戻り、また流され・・・。すると遥か遠くに風に流されながら2人乗りの黄色いカヤックが・・・でも、1人しかパドルを持っていない?おかしいなと思ってるうちにこちらに向かって2人が手を振ってくる。漂流しているのか、それともそれなりに遊んでいるのか?こちらも手を振ってみたけど、あまり必死感が伝わってこない・・・でもおかしい。とはいえ私達も必死に2人で漕いでようやく移動できる状況なので、何も出来ないし・・・と見ていると彼らはさらに沖へ流されつつ、リーフ沖のダイビング船の所へたどり着き、救出してもらった様子。危機一髪です。そのあとすぐ、浜の方に警察官が三人と仲間と見られる団体さんがきて、同じ黄色2人乗りのカヤックだから私達を遭難者と思いったみた いで、こちらに向かって叫びながら走ってくる。風で何も聞こえない。浜にギリギリまで近寄ってようやく会話ができ、状況を伝える事が出来ました。その後、カヤック漂流事件はエラい問題になったようです・・・。気を取り直して釣り再開。フラッシュバックで小さなイソフエフキが釣れました。そのあと、また何かヒット!これは相当デカイ!と思った瞬間ゴン!と引っ張られ、リングを一瞬で伸ばされて針を奪われてしまいました。夕方に近くなり終了し、帰りに 釣具屋さんへ寄って話をすると、どうもその辺りはでっかいガーラ入ってくるらしい。ワクワクしながら次の日。まだ暴風。朝のうちは島の間の水路へ行き、サミング90CWで小さな小さなガーラの子が釣れました。ガーラやけど・・・これとちゃう・・・。写 真を撮る間もなく自ら逃げていきました。昼。満潮へ向かう頃にあの浜にガーラはやってくるはず。大物ガーラを狙って、フラッシュバックやフライサムをまたひたすら投げました。珊瑚の間からゴツンと出てくる出てくる魚達。鯛釣り名人かのようにイソエフキを連発ゲット。さらに革財布の様なカワハギ、カラフルなカワハギ、小振りなタマンなどなど、ガーラは出ないけど今日はいっぱい釣れます。でも、私が大物をとらえなければF氏も投げられないので、潮が引き始める頃になってからは釣具屋の兄さんに聞いたもうひとつの場所へ。下地島の北にある日本唯一のパイロット訓練飛行場沖周辺。一日中小型のジェット機が旋回し離着陸の練習をしています。沖へと続く滑走路周辺には巨大ガーラが来るらしい。辺りは白い砂と珊瑚の固まりがポツポツとあり、リーフエッジは遥か向こうに見えるか見えないか。結局風が強くて大して遠くにも行けず、魚は釣れませんでしたが、永遠に続く透明の海に浮かんでいるだけで 夢心地です。シュノーケリングをしてみると、辺りは奇麗な砂紋が広がり、何千匹の小魚の群が泳いでいたり、イソギンチャクに手を伸ばすとクマノミが近づいて来たり、熱帯魚がいっぱい。竜宮城みたいでした。・・・そして迎えた釣り最終日。この日は祈りが通 じたのか、風は緩やかに。F先生も今日は釣るぞと気合い入ってます。私もここまで必死で投げてきたし、暴風の中で死にものぐるいでパドルを漕いだ。最後は楽しく投げれるだけでもいい・・・と謙虚な気持ちで。今日は下地島の飛行場横から沖へ流れながらの予定。まず近場から流れつつ、フラッシュバックを投げていると下からゴツン!おお〜!なんかむっちゃ引くー!珊瑚の下に潜り込もうとする力は強く、少しづつリールを巻くとカヤックの方が近づいていきます。F先生に珊瑚で糸が切れない様に回り込んでもらい、引っ張りあげて出て来たのが、大きなタマン!65cm!これはでかい!大きな唇と太いおなか。海の色のように奇麗な淡い色をしています。やった〜。よかった〜。ようやく大物を釣った事で2人ともなにか吹っ切れたかの様にスッキリ。そのあとは、さらに沖の方へ流れつつ・・・と思っていると・・・おや?カヤックの様子がおかしい。ちょっとしぼみかけ・・・。さっきメ ジャーが無かったからカヤックのプリント文字にタマンを添えて測ったから、その時 に背びれで突いた?2カ所小さな穴があいてました。仕方が無いので浜に戻り、炎天下で修理。暑いから早いやろと60分硬化のを45分程だけ待って、再出発。 沖まで直行して、しばらくすると、あれ?修理した所が・・・硬化時 間は守らなければならなかった様で、異常再発。また戻って同じ所をしっかり修理。60分以上待って、再々出発。また沖へ直行。今度はヒゲの生えたおじさんみたいなヒメジ系の魚が釣れました。F先生はナガイさんと相性がいいのかすぐにすっ飛んできますが・・・と、またカヤックがしょぼしょぼ〜。なんと新たな穴を発見。これはタマンのヒレのせいではなく、製品の欠陥ではなかろうかと言う穴の空き様。私が再々々出航のつもりで急いで帰ろうと意気込む一方、最終日に掛けていたのにこの島でまだ何も釣れず、時合も過ぎようとしている、もしかすると自分の買い物運の無さのせいか・・・とどん底に落ちているF先生。この数日、ガイドに徹していただいたので何ともこのままでは終われません。私の釣ったタマンのせいであるなら申し訳なさすぎる。もう一回修理して出ようとお願いし、さらに60分、再々々出発。また沖へ直行し、何も無いので、よーし向こうのリーフエッジまで行くぞ〜!っと気分が乗って来て向かおうとした時に、なんとさらに新たな穴が・・・。海の神による「もうこれ以上沖へ 行くな」という思し召しかと2人とも納得し納竿しました。次の日 は帰りの飛行機までに時間があったので宮古島の唯一の鍾乳洞を見てきました。中に入ると、泡盛の一升瓶がびっしり並べられてます。美味しくなるらしい・・・。見る方は微妙な景色です。なにはともあれ、この暴風の中、F先生はガーラを3匹も釣り、私も大きなタマンを釣った。釣果 はこの状況にしては良かったはず。ヤギ汁も体験したし、海上での嵐との遭遇もある意味面 白かった。絞り立てサトウキビジュースや完熟マンゴーも美味しかった。ガーラやタマン、釣れた魚、ほんとはゆっくり食べてみたかったなぁ。風さえ無ければもっと行きたかった所へ行けたはずやなぁと、やや不満も残しつつの方が次(?)の楽しみになるのでしょう。・・・ほんとは体験ダイビングもするぞと思ってたけど、手元に釣りセットがある限り出来なさそうです・・・。いやぁ〜しかし、今回は大変やった〜。遭難しなくてよかったです。そうそう、今回は去年のような締めのF先生のコケを期待してたのですが、免許証忘れただけで済んだ様です・・・。








lure
FLASHBACK
FRY SUM 90CW
SUMING-90CW
釣果
fish
最大
cm

長文を有り難うございました。
これから南の釣りを目指す人の参考になる事が多かったと思いますよ。
海の中を覗くのは本当に楽しかったでしょう。
次は短時間でもエサ(魚の切り身)と小さなルアーでの
サイトフィッシングをやってみたらどうでしょう。
釣りの勉強になると思いますよ。
来年の釣行の為に“それ!!”頑張って働いてください。