10/17〜20
Lake Biwa
時間
釣り人
太刀川 吉之さん
スタイル
陸釣り・ウェーディング
天候
晴れ
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
毎度、読むのがイヤになる長さの番外編です。遅くなり、新鮮さをだいぶ損ねました。大変大変時間がかかり申し訳ありません。大変ご無沙汰しておりました、皆様。自分は、今年、もはや釣り人とは名乗れぬ 状況、自分自身色々な事が重なり、釣りに行く元気もなく、唯一の生き甲斐の釣りに行かないので更に元気がなくなり、部屋で体育座りしている日々。自分でも理解不能。弱虫極まりなく、情けない状況。今年このまま行きかねず、打破すべく、同じ体育座りするなら、広い琵琶湖の砂浜でと。いわゆるショック療法。釣り人に戻りたい、その一心で お伺いさせて頂きました。(安達さん・ヤックンさん・石川さんには既にレポートをしっかり して頂いていますので、その部分は大まかに書かせて頂きます。)今回、爆釣したくて伺ったわけではなく、(真面 目な話)とにかく琵琶湖に来たかった。あわよくば、バスが一本でも二本でも自分の引くルアーに噛みついてくれたら、それで充分と思って来ました。10日間前に、いきなり『行きます』とメールさせて頂いたところ、社員Aさんが、自分の為にとネットワークを駆使してくれて、毎日朝晩チェックしてるレポートに登場される皆さんに、お会い出来、今回ご一緒に釣行・ガイド頂ける運びとなったわけであります。東京出発17日、前日やはり眠れず始発で地元を出る。あっという間に京都に着き、電車の窓から一年振りのデカイ湖が見え出すと、電車に人が少なかったので、恥ずかしげも無く、子供のように窓に張り付きました。眼に焼き付いていた風景に、なぜか、帰って来たと言う懐かしさにウルッとしてしまった。来て良かった。車窓から見える、さざ波立つ琵琶湖、いち早く準備をして、岸に立ってルアーを投げたい衝動にかられる。自分は、まだ電車の中だ。こんなに焦っては、 ケガしかねない。自分は昨日仕事したまま、寝れていない。宿に着き、キャスト練習に出掛ける。、こんなアホはそうは居ないでしょう。東京から琵琶湖に来てまで練習なんて、普通 あり得ない。 とにかく、フルキャストしてもバックラッシュさせないよう遠投リハビリ開始。フラッシュバックは、こんな自分が投げても、気持ち良く飛んでくれます。しばらく、投げまくって落ち着いて、偏光グラスで水中の様子を観察。去年は、山ほどあったウィードが岸近くに無い!参った。が、岸近くにアユも少しは居てくれる、時折ベイトが波紋を作ってはいる。が、逃げてもいないし、泳ぐスピードも、フラフラ。なにしろ全く数も違うし、昨年とは水の中の風景が違い過ぎる。天気もピーカン、風も大して吹かず自分はTシャツで汗、焦る。広い所で、リールの操作・逆風でもサミングでスプールを巧くいじれる様、 少し感覚を確認出来たところで、社員A様より、『釣れとるか?』のメール。今、釣りどころではありません、キャスト練習が忙しいのです。と返事。長過ぎるブランクを、少しでも埋めようと必死こきました。今夜は、安達さんとヤックンさんがガイド下さる。 リハビリ・練習をしておかないと、全くついていけないだろう。しかし、今『釣る』と言う事を考えると・・・。どうすべきなのか、餌の寄る所に行かなきゃ話しにならず。やはり、ベイトフィッシュ・ウィード・風・水の良し悪し。だろうか。インレット絡みに、お二人にお逢いする前に、行ってみる。どれだけ、キャスト練習してたのか、第2ポイントに着いたのは午後四時過ぎ。フラッシュバック、動きが確認しやすいパールイエローバック。沖目で2バイトあるも一回は乗せられず、一回はドラグがゆるくバラす。情けなし。ドラグ調整し直し、バスは親切、一本何とか釣る。パハッと白く水飛沫。大切な一本でした。釣れた事に、泣きそうになり、久々の手の臭いを嗅ぐ。懐かしい良い香りがした。フルキャストを続けました。さっきよりチョイ沖で、数投後、シュポッとまた出る。出方は今度は地味な飛沫。サイズが違う事は、竿ののされ方で分かった。いきなりの展開に相当動揺。こりゃやばい、このままのされ続けてられない。無理のない強引さで寄せるとなかなか寄って来ず、コワゴワ強引に、基本のゴリ巻きポンピングで寄せるとデカイ!!!跳ねさせぬ よう竿を水に入れたり、クラッチを切ったりし、自分の足元までどうにか寄せた時、僕は姿勢を安定させようと大股開いていました。あろうことか、バス君は股の間に走り、竿先が自分の股に持ってかれ、竿が折れそうになり、瞬間の判断で竿を股の間通 すと言うやったこと無い、アクロバティック。危なかった。あり得ない。琵琶湖のバスの走りは半端じゃない。40センチは楽にある。フックは二本ガッツリ掛かっており、ウォーッとそのまま必死に岸に上げ、必死にメジャーをバックから出し計る。二度計るも、口閉じ45センチある。なぜか今度は小さく見える。訳が分からない。完全に感覚がおかしい。次は肝心のデジカメを出そうと、巻き過ぎていたのでクラッチを切ってラインを出し、さて撮影。暴れてフックが外れ、逃亡。何が起きたのか途方に暮れ、しばらく魂抜けて、放心。バスは、下あごしっかりを持つか、水から離して置かないと逃げます。バスを水際近くで計ってはいけません。一瞬でした。写 真がありません。たぶん、これがブランクです。自身何やってんだか理解不能。デジカメとメジャーとラジペンは、すぐ出る所に入れ、デカイの釣れたら どうするか考えておかねばならず、バスは自分の股をくぐらせてはならぬのです。手は震えるし、足も浮きそうでした。琵琶湖に着いてから、数時間。自分の置かれてる状況は、随分変わりました。激変。 角度や方向を変え、フラッシュバックのカラーも変え、数投。 陽も落ち風も弱くなり、スレそうなのでキャラクターを替え、コトカスM、見やすいピンクに。潜らぬ よう、ゆーうくり引きます。すぐに反応があり、合わせなくても、向こう合わせで乗ってくれる。前回を思い出し、二本。バスは、ほぼ食べるつもりでコトカスMに疑いなく襲いかかっていると思った。 待ち合わせ時間に宿に戻り、安達さん、ヤックンさんにガイド頂きました。 途中、なんと明日ガイド下さる石川さんもわざわざ様子を見に来て下さり、何というお方!僕が日にちを間違ったのかと、あれっ?と一瞬、頭混乱。ジグミノーでの狙い方もレクチャー頂き、しっかり釣れました。 二回、根掛からせ、焦りましたが、リスクは承知の上。でも無事外れてホッ。オールナイト、間に仮眠をはさみ、朝マズメまでガイドおつき合い頂き、自信がなかった僕のアドレナリンは出続けました。まったく眠くも何ともない。なにしろ、初日に、自分の怠けきった・だらけた体と精神にムチ打って下さった事が 良かった。どのポイントでも、一番良い立ち位置で一等地を打たせて下さって、しっかりバスを釣らせて頂きました。感謝します!本当に有り難うございました!!初めてお逢いしたのに、会話も沢山楽しく出来て嬉しかった。ヤックンさん、良い体格・サイズお見事でした!夜明けまでつき合って下さって、自分の釣りの目覚ましをお二人はしてくれたと思います。宿に送って頂き、朝風呂最高に気持ち良く入り、毛を乾かし、布団に入ると一瞬で気を失った。これが初日1日間・・・と思えない一日となった。 予想すら出来ていなかったし、素晴らしかった。 二日目、午後遅く目を覚ます。肩・腕・首・太モモ全て痛い・・・。動けない。これでは、石川さんの折角のガイドについていけない。宿の周りの道を腕・肩・首を大きくグルグル回しながら(まるで不審者)しばらく歩き回り、アキレス腱を伸ばし、腰をひねったり。番人様到着直前まで部屋でストレッチ。なんとか必死に回復。石川さんにも、心のこもった情熱の、練りに練った『もてなしガイド』を受け、ルアーセレクト・ポイントに入るタイミング・バスの動き&食事タイム。積み重ねられた沢山の釣行経験・観察から導き出されている感覚。お話しさせて頂き、石川さんは釣るべくして毎回のように良い釣りでサイズ云々ではなくその時期の良いバスを獲っている、何より、好きって言う、静かな『情熱』がヒシヒシと伝わってくる。一等地ばかり打たせて頂き、良いバス釣らせて下さり、下見・準備から本当に有り難うございました!!!石川さんの、場を荒らさぬ よう手際良く手早く寄せる迫力も圧巻、目の前のお手本、琵琶湖の50アップの体格・ボリュームの迫力。次の日、朝から仕事なのに25時過ぎまでおつき合いさせてしまった。やはり番人様だという、尊敬とお礼の鼻息でお別 れしました。3日目は、午前中、ウィードが点在しているベイトのフラフラ回遊が見える場所を見つけて、サミング70Fで何とか二本。一本ばらし。観察してベイトの動きを真似てみると、サイズは可愛いですが、ゆ〜っくり巻きに勢いよく喰ってくれました。どうやってもルアーで釣れなかった小学生の時を思い出したり、やっぱりルアーで釣れるって楽しい、嬉しい。 餌じゃないモノで釣れるって事は凄い事だ。と、しみじみする。午後からは、社員Aさん・Y.Oさんがお忙しい中、駆け付けて下さり、時間の許す限り、車を走らせて下さった。可能性ある大場所、小場所、あちこち車を走らせてくれ、途中思わせぶりの数回のボイルに心躍り、良いさざ波の中、フラッシュバックも綺麗に引き波を出してくれました。水通 し最高、素晴らしいロケーション、来ればデカイ!って岬。ダイヴィングサム90CWも、ここはと言う大場所で打ちまくるも完敗。タイムアップ・ギリギリまで自分の為に、お二人にも粘って頂き、この日もやり切ることが出来ました。綺麗な魚体のチビチャンが フラッシュバックで一本、喰い付いてくれて嬉しかった!最終日、大きい音で目覚ましをかけましたが、鳴る前に起き、午前3時に行動開始。有望と思われるポイントに素早く向かう。帰り支度を考えると、リミットは昼まで。燃え尽きる覚悟。大まかに3カ所移動を計画、行ったり来たりを繰り返しました。一番期待したポイントには、まさに真ん前に長く長く刺し網が入っていた。夜明けに漁師さんが船を自分の目の前に停め、作業。撃沈。メインには、フラッシュバック・ダイヴィングサム90CW・ファットサム・ ファットサムラトルで、ダイブとポーズとウォーキング。社員A様のリクエスト、ダイヴィングサム90CWでも釣ってな!には答えられず。自分も釣りたかったし、動きも研究しました。で、フックサークルだけは付きました。無念・・・。でも、やり切りました!悔いはありません。途中、沈みテトラに付いている小魚とギル・小バス・中バスの力関係を チョイ離れた位置から偏光グラスで観察できました。その場に執着をそれぞれが持っており、居心地が良いのでしょう。一番大きい奴が一番、力を誇示し他の奴が気に入らない距離感に来ると追いかけ回し、クチで威嚇し噛むような仕草。サミング70Fで速引きすると追ってきました。が、どうも噛むまで行かず。3度目で学ばれ、無反応。日も高くなり、納竿。釣行前日に、天気や気温を調べて行きましたが、いくら調べても 曇りや小雨にはなりませんでした。ほぼ晴れ太陽ビシビシ、夜は月も眩しく、星も綺麗に見えました。こんな簡単ではない厳しいコンデションの中、自分の釣行に心熱く、優しく親切丁寧・全力でサポート下さった、安達さん・ヤックンさん・石川さん・Y.Oさん・社員Aさん。また、今回は、お会い出来ませんでしたが、昨年も御世話になりました、kamiyaさんも釣行中、アドバイスのメールや電話で、サポート下さり、心強く、助かりました。こんなに沢山の方に総動員頂きながら、今年も、琵琶湖の岸辺に立てて、竿を振り、ルアー釣りが出来た事が、まず幸せ、そして、皆さんとの会話、共に過ごさせて頂いた時間が 貴重でした。おまけに、普段の努力もなしにバスもしっかり釣らせて頂き、結果 、去年の琵琶湖釣行最大40センチ、目の前でフッキング時に、ルアーすっぽ抜けた40オーバーを次回は獲る!の目標も今年はクリアする事が出来ました。全くもって皆様のおかげです。心から感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。本当に、本当に有り難うございました!!! 失礼いたします。



lure
今回のヒットルアー
FLASH BACK
cotocas medium
cotocas medium prop
suming-70F
SUM JIG M-75

使用したルアー
Diving sum 90CW
Fat sum
Fat sum rattle
SUMING-90CW
釣果
fish
最大
cm

長々とご苦労様でした。
“なにが?なにがて、、、あの、、、”
書く人も読む人も大変だった事でしょう。