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長良川
時間
5:30-19:00
釣り人
ZONくん&社員A
スタイル
ウェーディング
天候
晴れ
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
やや増水
ええ季節ですよねえ。しかし、最近は不調で、いつもの川でええのんバラして、数日後懲りずにまた狙って、その一部始終をポイントのすぐ近くに住んでいるおじいさんに見られ、笑われしてました。それでも諦めない執念深い釣り師と化したオールドユーザーは、三度目の正直という言葉を信じて、三たび現場に現れる予定でした。その予定の前日、社員A君から長良川へのお誘いが。切り替えが早いのもオールドユーザーで、saddaさんの釣り上げたモンスターの泳ぐ川へ、その狙いをかえるのに時間は掛かりませんでした。まだ薄暗い時間帯に到着した増水の長良川はもの凄く、京都の川の何十倍もありそうな水量 です。最初のポイントでは、その豊かさに畏怖の念を抱き、竿も出さずに移動。早々に去年の迷走を予感させるA君との長良川釣行の始まりです。2つ目のポイントについた頃には大分明るくなっていましたが、水の色は釣れそうなささ濁りで期待が持てます。いやいや、期待が持てる一番の理由は、そこがsaddaさんのモンスターポイントだということです。しかし、その期待感を差し引いても、なるほどなと思えるポイントです。先行の釣り人は一人、スプーンで狙ってい るような動きをしています。ほんとはその人の下に入りたいのですが、釣り下っているので大分と上の瀬に入って釣り始めます。しかし、長良川の本流はなかなか手強く、魚の居そうなポイントにルアーを通 せるかどうかといった感じ。流れが速い、結構深い。このポイントだけでも丁寧に見ていけば、いつもの川をすべて探るより時間がかかりそうなくらいです。どうしたもんかなと思い始めた頃、先行の方は川から上がっていきます。入りたかった下の瀬はまだ手つかず。そして下に移動。ここは深い瀬が開き、次の荒いガンガンの瀬手前のサミング向きポイント。とはいえ結構な流れでサミングのシンキングで流れを扇状に探るのが精一杯です。けれども、こんな荒瀬の上空で、面 白いことにトンビが旋回しています。どうも魚気のある所っぽいです。気を良くして探っていると、早い流れの中に若干緩む場所がある事が分かり、そんな所にサミングが入るとチョコチョコやってみる、ということを繰り返してました。そして、荒ぶる長良川に少し近づけたと感じたその時、竿にまさかの衝撃が!ほんまかいな?あわせる間もなく、その衝撃が水面 でグルグルしてます!下はガンガンの瀬やし、岸辺は薮で水中にも低い柳がある。フッキング不足のグルグルは「僕やったら突っ込むな」と思った薮に案の定突っ込んで行きます。やばい、、幻になりそう。騙し騙し近づき嫌がる幻をなだめつつ薮から引っぱる。フロントフックが幻から外れ、残るはリア一 本のみ。もう緊張して音も聴こえない感じです。なんとかかんとか水面に浮かせトンボでも採るみたいに素早く掬いました。ネットはTAKE君制作のサツキマスが映える格好ええやつです。そうして、TAKE 君ネットにおさまったのは丸々太ったサツキマス。海から随分離れた場所で見る鱒に不思議な気持ちがします。いや〜良かった、というかラッキー。この時まだ早朝、これからまだ釣れるで〜!とsaddaさんおすすめポイントを凄い馬力で廻りますが・・・。「バラしてもうた〜、思い通 りの出方で喰ってきて、思い切りあわせてんけどな〜」このA君の声が、夕方の薄暗くなった長良川に響き、それがこの日最後の鱒とのコンタクトとなったのでした。対岸にジャンプする鱒を見つけ、移動して掛けた魚だったのに、つくづく惜しい。二人とも鱒を釣りあげる、という快挙は達成できませんでしたが、一日二人で4回のコンタクトがありました。広大な川に対して人間二人はあまりにも小さいのですが、それでも鱒は反応してくれるということを考えると、相当な数の幻が河口堰を越えて泳いでいることになります。そんなに沢山の川は知りませんが、こんな川はもう少ないんとちゃうかな。

lure
suming-70S
釣果
1 fish
最大
38cm(760g)


警戒心の強い魚ですから秋の産卵まで食べられる時は
口から獲物がはみ出るまで食います。
渇水になると動きたくても恐くて動かないから
夕立などで増水濁りが入ったような時しか釣りにくい。
釣れても婚姻色が、、、。
チャンスは梅雨時の水量の多い今でしょう。

舞鶴の魚屋さんが持ってきたサツキマスは
小魚が口まで入っていましたが、こんなに太っていませんでした。

今年も友人が5月中旬にアマゴを30匹ほどくれました。
すべて天然に準ずる美しい魚のみ。
食べる気でテンカラを止めて川虫で釣ったそうです。
多分50匹ほど釣ったと思います。
京都の渓流つりの条件からすると半端じゃない事がお解り頂けると思います。

ZONくんが長良川の近くに住むと
サツキマスは幻でなくなってしまうでしょう。
50年はほど前はアマゴもイワナも幻の魚と言われていましたが、
そんな事はありませんでした。