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九頭竜川
時間
6:00-16:00
釣り人
社員A
スタイル
陸釣り・ウェーディング
天候
曇りのち雨
気温/水温
1→8℃/℃
風向き
弱風時折強風
水面状況
やや雪代
近頃スタッフは釣りに行ってないのか?と思ってくれていた方もおられるかもしれません。行ってたんですね〜これが。でもレポートに登場していなかったのは釣れていなかったからなんですよね〜実は数年ぶりに九頭竜川のサクラマス釣りに参戦していました。何故また参戦しようと思ったのかと申しますと、近年はスーパーガイドのナビゲートにより岐阜方面にて多く本流釣りを経験させてもらいまして、本流の魚達(遡上系を含む)のイメージが少しずつ掴めてきたからに他なりません。さてさて、既に今年の九頭竜一戦目、二戦目は終えており、一戦目はほぼサミング70インサートプレート一本槍。これまでに長良川のサツキマスや宮川のレインボーで効果があった釣り方を終始試してみたのですが、全く結果が出ませんでした。この釣り方は必ずしも間違っていたわけではなく、どうも現在の状況に合っていない様な感覚を得ました。二戦目はアイテムの選択を広げてサミング90CWやSUM VIB 15Gを試しながら広範囲を試してみる事に。その時に深い瀬で試したSUM VIB 15Gの心地良い事と言ったら・・・その日は結果が出ませんでしたが、イメージを掴んだ価値のある釣行となったわけです。さて、そしてこの日釣行。実は天気予報で当日は相当冷え込んで悪天候、とのイヤな情報を目にしており、午前三時の市内でも気温はたぶん4度くらいだったかと。同行者のkanema氏を迎えに行った時には1度。さすがにテンションも下がりやや諦めモードにもなりましたが、現地に着いてみると暖かい朝日も出迎えてくれて、イッチョやったろかい!てな感じ。1カ所目に選んだのは比較的競争率の低い遊魚範囲における中流域。予想通りそれほどの釣り人もおらずスタートフィッシング。最初に入ったのは深い瀬の瀬尻。ここで前回好感触だったSUM VIB 15Gで狙ってみる。あまり立ち位置を移動できないので、アップクロス、クロス、ややダウンクロスでキャストしながら、少しずつコースを変える。着水後はリトリーブを開始し底を取る。底を捉えたらロッドを立てて細かくリフトアンドフォールを繰り返しドリフト。SUM VIB 15Gが通過する泳層はその引き抵抗からして、魚達が定位するに相応しかろう。ここぞというポイントに達したらその場から極力動かさず細かなリフトアンドフォールを繰り返す。その感覚は非常にいいリズムで今にもドカンというアタリが訪れそうであった。だからといって簡単に釣れてくれるわけではないのがこの魚。少しずつ釣り上がって行くも上には先行者の姿。諦めて更に上へ歩き上がるが、そこにもフライマンが二名。更にもう一カ所上の深い瀬を狙うも魚信は無し。かなり時間も経過したので分かれて釣っているkanema氏も下流を釣り終えたことだろう。そこで最初のポイントを通過中に見てみると先程は入れなかった釣座が空いている。向こうには土手を上がるkanema氏の姿。う〜ん、折角だから狙っておこう。イメージは完全に出来上がっているので、その通りに15Gを投じる事二投目。クロスにキャストした15Gはダウンクロスを過ぎ、ゆっくりと流芯を抜け、ヒットするならここまでだろう、いやここまでであって欲しいと思いながら、派手すぎない小さく適度なリフトアンドフォール・・・と、その時、魚信と表現するよりも衝撃である。ゴツン!というアタリに腕がぶれる、と同時のゴンゴンゴンゴンと続く激しいヘッドシェイク。この時の“何も出来ない、してはいけない”と思わせる程のサクラマスの抵抗が釣り人を魅了するのだろうか。でもここから後はいたって冷静。ゆっくりと魚の様子をうかがいながら出来る限り抵抗を抑制させる。そして静かにネットに収まった魚体を持ち上げると何とも表現しようのない充実感。他のユーザーさんと同様にSUM VIBでの鱒狙いは以前よりある程度のイメージは出来ていたのですが、ここまで理想的だとは想像していませんでした。九頭竜川攻略における扉が少し?広がった一本です。しかしまだこれで終わるつもりはない今シーズンのサクラマス。もう一本同じパターンで狙うか、ゴンゴンの瀬をサミング70で挑むか・・・


lure
SUM VIB 15G
釣果
1 fish
最大
60cm