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高原川(支流)
時間
4:30〜12:00
釣り人
saddaさん
スタイル
ウェーディング
天候
曇り
気温/水温
26℃/15℃
風向き
水面状況
ヤツを追いかけて4週目。1匹の魚をここまで追いかけたのは初めてだ。1週目はバイトのみ、2週目はチェイスのみ、3週目は水量 により断念、そして今日は過去のデータを処理して再現するのみだ。ルアーの選択、トレースコース、アクションは全て頭に詰め込んだ。数投目、アップクロスからピンポイントのハニースポットを流すとヤツは猛烈はチェイスと共にサミングをひったくる。流れに入り込みジャンプを繰り返しながら、ドラグを鳴らしラインを少しづつ引き出していく。落ち着いて寄せ、ネットを手にロッドを立てた瞬間、再び強烈なランとジャンプ。そしてテンションが抜ける。魚は40そこそこのレインボーだった。微かなショックがやがて深い絶望感に変わっていく。再現性を具現化出来た事で自分を納得させるも、フックアウトまでもが予定調和だったのかと思うと気分はグレーから晴れることは無い。運転で気を紛らせ、いつもの支流に移動する。水は多いがきっと裏切りはない。もちろんルアーは相棒S45だ。しかし居るべき場所に出ない。これはと竿抜けに切り替え、決して常人が打たない場所に作戦を変更する。得意とする流れが集まりすぐに割れていく小さなスポット。一つ上の瀬に相棒を放り込みスポットに誘導する。僅かな距離をしっかりとアピールさせ瀬尻にドリフトさせながら抜く。するとターン直前にバイト。キャッチした魚はイワナ。サイズこそ良くないが先ずは納得の1匹だ。同様のパターンで数匹追加する。いつもの折り返し地点で悩んだが思い切って今日はさらに下ってみる。再び得意のスポット。ここは短い距離の落ち込みを繰り返す場所。同様に上からS45を放り込み流れに乗せながら軽くシェイクするとドスンと大きなバイト。魚を浮き上がらせるとこれはデカイ。瀬を3つ程下らされ無事キャッチした 魚はやっと泣き尺の呪縛から解放してくれた尺イワナ。喜び勇んで撮影を開始するとルアーを加えたまま流れに逃亡する。慌てずラインを手繰り寄せるとリーダーから先が無い。 本日2度目のショックを受ける。今度は楽観的に「もうひとつ獲ればいいじゃんと」言い聞かせるがやはり動揺は隠せない。再度気を取り直して上りに変更。上流域、普段はあまり打たないポイントがこれまた水量 により好みの流れに変わっている。丁寧に相棒を打ちこみ今度は テンションを抜いて流すとターン後に大きなバイト。まだ魚は浮いてこないが大きいことは手元から理解できる。流れから引き出し息を殺してキャッチした 魚は嬉しい嬉しい尺ヤマメ。夏ヤマメらしい素晴らしい体高だ。今までの失態を一応チャラにして納竿とする。 帰り際、ローカルの人に「朝一バラシてね」というと「明日来ればまたかかるよ」と言う。いやいや明日は来れないし、きっと暫く来れない。ヤツは待っててくれるのか?きっと誰かに釣られてるだろう。


lure
S45
釣果
6 fish
最大
30cm

尺イワナを逃がしても尺ヤマメが釣れたからこれで良しとするか、
とはいかんでしょう。
本命は憎い尺イワナと大型のレインボーですからなあ。
釣り上げんと腹の虫が治まらないのと違います?
仕事が忙しくて行けんし、禁漁はせまってくるし、どうしよう?
そやけど若いし来年もありまっさかい来年にしはったらどうどす。
そうもいかん?
ありがとうございました。