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チューリッヒの川
時間
釣り人
M家くん御夫妻
スタイル
陸釣り
天候
晴れ
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
翌々日、再び同じ川に。湖に行っても良かったのですが、ヨーロピアンパーチというバスに似た魚(美味)やパイクというペリカンの様な口をした緑色の巨大魚(この2種類がヨーロッパのルアー釣りの人気ターゲットです)を釣るにはまだ少し時期が早いとのことで2日分の同じ川の権利を買っていたのです。2日目も小さ目のブラウンが掛かるものの、ランディングするまでにバラシてしまいます。水面に飛び上って逃げるさまは見ているだけで爽快ですが、姿をちゃんと拝めないのは少し寂しいです。昼前、期待ナンバーワンポイントである橋の下では、今までにない大きいあたりを感じました。しかし首を2,3度大きく振られて再び逃げられました。く、悔しい。それでもめげずに丁寧にルアーを動かそうと、川の中流に投げ込み、まず初めは流れに任せて上流から下流に流し、丁度いいポイントでトゥイッチを開始するぞ!と意気込んでいると、ただ単に流しているだけの時に突然大きいあたりが。頭の中が?になりながらも慎重に引き寄せると、かなり大きな魚ですが、鱒とは様子が違います。なんだか鯉っぽい。M家君曰く、ドーベルという魚だそうです。普通はルアーで釣れる魚ではないそうで、たまたま前にあったから食いついたようです。ボウズの私は取りあえず魚が釣れたことが嬉しかったのですが、やはり出来れば鱒を釣りたかった。そう、それからも釣り上げることは叶わなかったのです。小さな段差があり、滝上になっている素敵ポイントで、M家くんの竿に今度は明らかに 鱒だ、という大きいあたりがあり、近くまで来たものの何度も跳ねられて結局バラシてしまい、意気消沈。曲がった針が、相手がどんなに大物だったかを表しています。50cmはあっただのどうだの言いながら、叩き過ぎてしまったそこを移動し、私がまたアユサイズの鱒をバラシてその日は納竿。------そして最終日は湖に行こうかと言いながら釣具屋に行くとなんと月曜日は午後から、今日は夕方には飛行機で帰らねばならないので、急いで他の釣具屋をネットで検索して、電車で向かいます。そこで売っていた釣り券は前日の川の下流でした。釣り具やのお兄さんはあまり詳しくないようだったので、ものは試しと2500円の釣り券を購入。電車にのって小一時間のその場所は、1mはあるのではないかという前日私が釣り上げたドーベルがうようよ泳いでいるのは見えるのですが、流れが緩く、とても鱒がいるようには見えません。ベイトもいないし。まるで大阪湾のボラの様なドーベル達の間をルアーが悲しく泳いでいます。ドーベルも全く反応なし。私が釣った1匹は本当にたまたまだったようです。川を下ると途中から自然保護区になっていて、川岸に近寄ることも出来ません。釣具屋のお兄さんを呪いながらフェンスの横をただ歩きます。許可書のエリア終了の目印である橋から反対岸に渡り、川沿いを歩いていると、ベンチに小さいおじさん座っています、この川について聞こうかとも思いましたが、彼が人形の様に微動だにしないので少し怖くなり諦め、彼の横に立っている看板を見ることに。水滴で文章は読み取れませんでしたが、そこには鱒の写真やビーバーの写真がありました。本当にいるのか怪しいものだと思いながら、底の小石まで丸見えの浅い川に時々思い出したようにルアーを投げ込みましたが、結局徒労に終わりました。沢山いる時期もあるのかもしれませんが、それはどうやら4月ではないようです。今まで何度かデンマークで海鱒を釣りましたが、スイスの様な内地の鱒はいったい何処から来てどこに行くのやら。鱒の生態は本当に謎です。




lure
suming-50cw
釣果
fish
最大
50cm

釣りを続ける大きな理由の一つが
対象となるものの謎でしょう。
多くの人は永遠の謎を少しでも解き明かしたい為
水辺に通うのだと思います。
鯉も普段はルアーを無視する事が多いのですが、
背鰭を見せて猛然と追いかけることもあります。
ルアーのテストの時、
釣りませんが表層系のルアーで簡単に釣れそうな季節もあります。
分からないことが多く楽しいですね。
そうそう、ブラウンはチャンクが好きかもしれません。
一度お試しください。
ありがとうございました。