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長良川(本流)
時間
13:00-15:00
釣り人
saddaさん
スタイル
ウェーディング
天候
晴れ
気温/水温
20℃/13℃
風向き
水面状況
早起きは三文の徳。これは釣り人にも当てはまるであろう。小鳥のさえずりで目を覚ます。カーテンを開けると明るい空が目に飛び込んでくる。前日に念入りな準備をした時に限って寝坊する。急いで着替えて車に飛び乗り、一路フィールドを目指しアクセルを蹴りつけ、目的地を再検討する。まずは長良川。狙い場所には先行者がいる。少し下に入ろうと挨拶すると先程獲ったらしい。狙いは当っていたようだ。小一時間期待値の薄いポイントを打って次なる目的地へ移動する。どうせならドラスティックな展開がいい。目指すは庄川水系のダム打ち。約1時間かけて現地に到着するとまたもや先行者。当然か・・・挨拶すると、つい先程50オーバーを獲ったという。岸際に群れる大量のワカサギに期待しながら暫し打ちまくるがバイトはない。諦めて一つ下のダムへ移動するが、水量がない。さらに下のダムへ移動する。狙い場所に先行者はいない。瀬通ししていると対岸からアングラーがやって来る。挨拶すると狙い場所で大きいのを獲ったらしい。釣り人にとって寝坊は大損の極みだ。ノーバイトのままフラフラになって、悩んだ挙句、惰性で長良の本流に戻る。午後1時、いつもの上流域に入る。大きな流れの小さなスポットを相棒で釣り上がる。幾つも重なる分流帯を丁寧に流す。ヨレから流れ出す岩のスリット。アップクロスで打ち込んでスリット内を流すをとチェイス。そのままターンに持ち込むと直後にバイト。結構なトルクでファイトする。本日初の魚に深呼吸し慎重に取り込んだ魚はコンディション抜群のイワナ。これが長良のイワナ。素晴らしい。上へ上へと同様に丁寧に流す。やや大きめの落ち込みからの巻き返し。流筋をひとつひとつ丁寧に流すとヨレから抜けてターンした瞬間にドスンと強烈な反転バイト。流れに乗って逃げるは逃げる、なかなか強烈なファイト。ドラグのクリック音がチリチリを鳴る。間違えなく魚は大きい。しっかりとロッドを保持し、浅瀬に寄せてランディングする。計測すると30cm。長良初の尺イワナだ。午前の体たらくを忘れさせてくれる魚にテンションも回復し、更なる上流を目指す。大きな堰堤を越えると、里川の雰囲気が視界に漂う。試しにチャラ瀬を打つと直ぐにバイトが返って来る。しかしフックアップに至らない。打ち直すとまた出てくる。何度打っても出てくる。ここからカーニバルが始まる。結果として4匹を追加するが某濃密放流河川を彷彿させる流域に名川長良川の恐ろしいスペックを感じるばかりだ。スタンスからキャスト、リトリーブと丁寧な作業を要求されるこの川のゲームは本当に楽しい。しかし今回は不完全燃焼。きっと早起きは三文以上の得だ。

lure
S45
釣果
6 fish
最大
30cm

この写真では見えませんが
写真中央の尺イワナの口には
餌釣りの針が残っていた様です。
僕は尻からラインが出ているイワナを釣った事があります。
先日社員Aの釣ってきたイワナを食べましたが美味かった。
多分このイワナも美味しいでしょう。
場所にもよりますが減水気味のところが多いようですね。
しかし減水気味でも釣る人は釣る、か。
朝寝坊は三文の損。
ありがとうございました。