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ザルツブルグ
時間
釣り人
M家くん御夫妻
スタイル
陸釣り
天候
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
こんにちは海外特派員Sコです。この度、夏休みと称しM家君と3泊4日でオーストリアはザルツブルグに釣り旅行に行ってきました。ベルリンから24ユーロの深夜バスに乗りミュンヘンからレンタカーで3時間という、日本からの旅行に比べると何とも気軽でお得な旅です。車には他にボルダリングとトレッキングが趣味な3人の友人も乗り合わせ、ホテルも5人用でキッチン付とくると衝撃的な安さ!! さて、ミュンヘンにて眠い目を擦りながらバスを降りまして、朝食も取らずにレンタカー屋さんに突進。と予約していたオートマ車はないとスーツの陽気なお兄さんに陽気に言われましたが、そういうことはよくあることなので旅慣れた私達は即、あきらめ、マニュアル車でM家君一人の運転で頑張ることに。その時は2日後にあんな出来事が起ころうとは……。ミュンヘンからザルツブルグまでの道のりは、段々標高が高くなって山の中の雰囲気になってきて、自然と心が躍ります。チロル地方に差し掛かり、山の斜面 に建つ小さな茶色い家々を見ながら「チロルチョコの名前はここから来たんやね〜」等と話しつつ、道から見える川を見ると、ん?濁流です。私の想像の小川とは全く違う、今にも氾濫しそうな茶色い濁流。確かに空は曇っているけどもなぜにそんな濁流??これでは釣りどころではありません。「きっともう少し山の上だったら大丈夫」と、自分をごまかしつつザルツブルグ地方のミッタージルという町にあるアパートメントホテルに到着。小さな子供と白いT−シャツの笑顔の眩しいお姉さんが迎えてくれました。家族経営の可愛い宿で自宅兼なのだそう。本来なら高い山々が見えるはずですが、雲に覆われた生憎なお天気です。まだお昼の1時ですが、これではトレッキングも楽しめそうにありません。ホテルに荷物を降ろし、早速釣り券の買える近くのホテルに行きました。Braurupというビールの製造所が付いているそのホテルはビールで儲けたお金でその周辺の川の権利を買ったそうで、周囲10本ほどの川の釣り券はそこで購入出来ます。ホテルの横に小さな釣具屋さんが付いていてそこに入ると若い今どきな感じのお兄さんが対応してくれました。ネットで見て予習していたので、ほとんどの川はフライオンリーでエサ釣りやルアーは禁止、2.3本の川といくつかの湖やため池のみがMischwasser(混合水)でなんでもOKだと分かっていたので、行きたい川を釣り場が書かれた地図を指差しながら話をしました。「私達ルアー釣りなんだけど、この川のチケット買いたいんだけど」「今日?」「うん」「無理無理。水位 が上がって、洪水になってるんだよ。ほらこの地図のこの場所、すっかり水に浸かって、通 行止めだよ。プロブレムなんだよ」「まじで!じゃあこの山の上の湖は?」「ここはフライ専用」「えー、(地図ではMischwasserってなってるのに)じゃあここは?」「ここはホテル宿泊客専用」「えー、(そんなことネットに書いてなかったぞ)じゃあ今日はどこなら釣り出来るの?」「この大きな湖か、もしくはこっちの大きな湖くらいかな。行ってみないとわからないけど」仕方がなく、湖のチケットを購入。車に乗り込み、湖に向かいました。途中に人や消防車が沢山集まっています。一瞬消防祭りか何かかと思いましたがよく見ると皆で川の周りに土嚢を積み上げています。本当に洪水になっていたようで、お兄さんの「プロブレーム」と言っていた意味がやっとわかりました。先日まで物凄い降水量 だったようです。道を迂回して湖に。Zell am Seeという美しい綺麗な湖で皆楽しそうに遊んでいましたが、魚が釣れそうな気配はありません。ボートで沖に出れば釣れるかもしれませんがその日は結局M家君が小さいパイクを引っかけただけでした。一人22ユーロ、なんとも高い釣りチケットになってしまいました。翌日に期待しながらその日はカレーを食べて流れ星を見て就寝。


lure
釣果
no fish
最大
cm

22ユーロを支払って夜の食材を調達できず残念でした。
でも初めての場所であること、
洪水後であることを考えれば仕方ないかもしれません。
写 真を見れば曇っていますが
流れ星を見る事が出来たということは、夜は晴れていた。
二日目はどんな天気で何処で何が釣れるか楽しみです。