8月1日
ザルツブルグ
時間
釣り人
M家くん御夫妻
スタイル
陸釣り
天候
曇時々晴れ
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
2日目(8/1)。まだ曇ってはいるものの、雲の切れ目に晴れ間が見えます。Brauupでお兄さんと相談し、Stauseeというフライオンリーの渓流Hollersbachの下流にある小さい湖を薦められました。私たちが行きたかったobersulzbachという川はまだまだ「プロブレーム」だそうです。仕方がありません。ボルダリング(大きい岩にへばり付く趣味)に行きたい他のメンバーを山の上(絶景)まで送り、引き返してStauseeに向かいます。迎えに行く時間までは5時間ほど。そういえばこの道沿いの川は濁りもなくとてもいい感じでしたが、残念ながらフライオンリー。しかし釣り券もさほど高くないし、景色もいいし、sulzburgはフライをする人には天国のような所です。オーストリアにはまだルアー釣りが伝わっていないようで、まるで存在しないかのような扱われ方に感じます。Mischwasserも基本的に鯉釣り等のエサ釣りをする場所のようで、ルアー釣りの楽しさやスマートさを教えてあげたい、と偉そうですがそう思ったり。パーキングから直ぐ、それらしき湖のダムが見えます。Stauseeは川を堰き止めた小さなダムだったようです。湖畔を歩いて様子を伺うと、大きな木が沢山浮かんでいて流れがなく、パイクは居そうですがマスを釣る雰囲気ではありません。そこで渓流と湖の合流地点、フライオンリーとmischwasserの境界線ギリギリの所まで来ると、水は濁っていますが緩やかに流れていて良い感じです。魚も所々で跳ねていて心躍る感じです。よーし釣るぞ〜と、サミング50CWを中心にルアーを投げますが、私の竿には反応なし。M家君は計10回ほどアタリがあり、3回は岸まで引き寄せたものの、直前でバレる痛恨のミス!シングルフックでバーブレスは辛い、しかしそこはオーストリアの規則なので仕方ありません。なぜか私はアタリさえありません。日中の強い日差しが体力を奪います。喉がカラカラです。車に忘れてきた水を飲みたいのですが、取りに行こうと思うと目の前で大きなニジマスが飛び跳ねます。魚はいます。めちゃくちゃいます。なのに、なぜ。なぜ釣れない??鞄に熱いコーヒーを入れていたことを思い出し、飲むと、不思議と冷たい麦茶に感じます。末期です。横で粘るM家君を引きずって湖畔のカフェに行き、アプフェルショーレという酸っぱいリンゴのジュース炭酸入り500mlを注文。一気飲みです。M家君はこの暑いのになぜかコーヒーを飲んでいます。どうやらこの辺りから彼は既におかしかった様です。そして後半戦、湖畔の木々の影が長くなり、水面 が暗くなり始めた時、M家君に当たりが!竿が大きく曲がっています。今度こそは、と慎重にランディング。やっと釣れました。46cmの立派なニジマスです。見たことがないほど太っています。まるで養殖?? 丸半日やってようやく超スローが吉とわかり、というかM家くんにそう言われ、(濁っているから?)その後は簡単に釣れる釣れる。まるで釣堀りです。しばらく堪能してボルダリング(岩にへばり付く趣味)をしている人達を迎えに行き、スーパーに寄り帰宅途中、M家君の様子がおかしいことに気が付きました。フラフラです。宿に帰ると「魚の胃の中身を見たい」と言いながらも直ぐ布団に入り込み、出てきません。代わりに私が魚を捌きましたが、川の魚の胃は虫が入っていそうなので自分では開きたくないと思い、M家君を呼びに行くと、ウンウン言っています。頬に手を当てるとまるでオーブンの様に熱い!一体どうした?皆で熱射病か、それとも数日前に行った歯医者の治療跡にばい菌が入ったのか、どうすればいいんだ!と、グーグル先生に聞いたりしながら暫くワタワタした後、とりあえず大量 の水とアスピリンを飲ませて氷を当てておくことに。早く治ってもらわないと。彼が治らないと車を運転する人がいないのです。と、熱でうなされる人を横に残りの人々は釣った魚と美味しいオーストリアの白ワインで晩餐会。特にニジマスのムニエルは柔らかく特上の味で、皆でこんなに美味しいとは!と、わあわあ騒いでいると、M家君が部屋から幽霊の様にフラフラ出て来て少しだけ食べてまたベッドへ、どうやら自分の釣った魚を一口でも食べたかった模様。ブラウントラウトのオーブン焼きも全く臭みがなく、なぜかアサリの様な味がして、絶妙でした。




lure
suming-50cw
釣果
fish
最大
ニジマス46cm
ブラウントラウト43cm

増水で流れてきた川虫やミミズを沢山食べたお腹してます。
管理釣り場で見るイワナやアマゴ、ヤマメ、ニジマスの食い方は
それぞれ違うように感じます。
管理釣り場は止水状態の所が多く僕はニジマス釣りが苦手です。
ただ流水の所では全く違った行動をすることを知り、
その釣り方をすれば釣れることも知りました。
止水状態のところは僕の苦手なスローが宜しいかもしれませんね。
止水の場合チャンクを遠投して、
疲れますが非常に細かく動かすのもよい方法です。
追尾してきた魚の群が次々とチェイスしてくるイメージです。
明日は三日目でどうなりますやら、楽しみです。