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高原川支流
時間
4:30〜9:00
釣り人
saddaさん
スタイル
陸釣り
天候
晴れ
気温/水温
30℃/15℃
風向き
水面状況
猛暑、飛騨高山の山中においても朝7時に30度を超える。この季節は自分にとって一番楽しい釣りが出来る。しかしそれは朝一番に限られる。また選択肢は上流域オンリーとリスクも高い。よってちょっと早めに家を出発し珍しく迷うことなく目的地へ向かう。余裕を持って現地到着。先日のゴッキー氏ガイドの不甲斐無さもあり、まだ川面が暗い時間から本気モードで攻める。いつもの場所のいつもの流筋。実はちょっとしたメディア露出があって、残念ながらお気に入りの場所はかなりのタフコンディション。一応流してみるが、ギリギリ持ちかえり可能なサイズがヒットするのみ。やはり攻めきられている。登りながら気付いたが先月の豪雨でかなり川が変わっている。この水量では決して現れない流れが新たに出来ている。通常打つことない小さな流れ。岩盤の裏側にピッチングでS45CWを送り込み、抜いて流すと岩陰から魚がバイト。キャッチした魚は体高のある夏ヤマメ。いい魚だ。しかし今日はクーラーを持ってきていない。リスクが高い、つまり釣れる気がしなかったからだ。食べたい気持ちを抑えて渋々リリースする。それより思いもしなかった場所でのヒットに思考の理解が追いつかない。早速この大きなズレの修正を開始する。写真を撮って早々にリリースするが、僅かな時間で魚はかなり弱っている。つまり瀬には出てこないとの仮説が想定出来る。小さなヒントをかき集め出した結論より、決して打つことないスポットを選択し確信を持って脇目も振らずで向かう。ここは今日の全要素が含まれる期待値の最も高い場所。一投目から大きなバイト。すかさずキャッチすると久しぶりのイワナ。今シーズンこの渓ではほとんど姿を見なかったがやはり居るところには居た。この仮説が実証されるとカーニバルが始まる。更にサイズも徐々に大きくなってきた。ようよう4匹目にメジャーを取り出し計測してみると、あと一息、残念ながら泣き尺イワナ。そしてついに硬質のバイトが手元に来る。間違えなく尺オーバーだ。落ち着いてキャッチした魚は嬉しい尺オーバー、34cmの素晴らしいイワナ。この瞬間、そしてこの魚を待っていた。その後もうひとつギリギリ尺サイズをキャッチするとカーニバルも終息する。帰りの下りでやっと瀬の中からヤマメを出して今日のゲームは終了とする。相変わらず自然は事前の仮説を否定してくれる。そしてたまに良い想いもさせてくれる。楽しかった。そして再び、終わり無き追求は継続する。



lure
S45cw
LDS-50
釣果
ヤマメ 5 fish
イワナ 7 fish
最大
34cm
まだ秋の装いをしていない様で
ヤマメもまだ美味しいそうに見えるのに、
装備無くリリースとは残念でした。
ヤマメもアマゴもイワナも情報に左右され、
常識的な釣りをしてしまいがちの様です。
渓流の餌釣りテンカラ釣り、
そしてもアユ釣りも達人の域に達した友人がいます。
今でも情報はしっかり吸収しています。
彼は常識的な普通の場所も狙いますが、
常識で考えられない様な場所でも狙って釣ります。
僕が近づけないのは、
丁寧さ、魚をよく見つける事が出来る、魚が大好きさ、
が劣っているのでしょう。
山間部とはいえ、
汗だくになって蝉時雨の晴天の路を下った事を思い出します。
ありがとうございました。