2013/11/12
Fat sum & Jr. plate model


続々登場!が次々遅れて・・・

まいど申し訳御座いません。
一部の地域では戦意喪失になる気象条件に入られているかも・・・ですが。
何を仰いますのやら!
トップで狙って食わせる楽しい季節は(場所によっては)これからでしょう。

さて、琵琶湖初冬におけるオススメの釣り方などは
後ほど参考までにと記載させていただきますが、
取り敢えずは今回発売間近の
ファットサムシリーズ・インサートプレートモデルの
これまでの結果なんぞを御覧頂きながら。

迫力の捕食劇

サンプルを数名のユーザーさんに託した後、
最初に報告を下さったのはこちらの魚を釣り上げてくれた
秋田県在住のお馴染みヌードルスさん。

この釣果以前にノーマルのファットサムで80オーバーも釣り上げておられるので
直ぐに結果を出してもらえるであろうという予想は的中です。
ペンシルベイトを扱う基本も心得ておられるでしょうし、
魚を含めた自然観察も怠らない方ですので
結果の予想なんぞをすること自体が失礼と言えます。
ひったくるようなバイトとの事でした。

トルクアップ

そしてこちらのじゅんさんも釣り経験が豊富で
ペンシルベイトで魚を釣る事に関しては特に難しい課題ではなかったでしょう。


(サンプルは仮の組み立てにてこの後に破壊、破壊しなければもっと釣れてた?)

ただ今回じゅんさんに試してもらったのには理由がありまして。
それは日頃からノーマル仕様ファットサムを使ってくれているからに他なりません。
一見したところプレートが入っている以外に変わりはありませんが、
実はこのファットサム・インサートプレートは
これまでのインサートプレートモデルと異なり、
少し厚みのあるプレートを採用しています。
プレートは重さにして0.4グラム。
たかが0.4グラムですが、使用感にはやはり違いを感じます。
この時のじゅんさんのレポートにも少しありましたが、
ウェイト増しにより水噛みが良くなっていると言えます。

ファットサムは基本としてベイトキャスティングのライトタックル、
ナイロンラインが最も理想的なタックルです。
最近流行のヘビータックル&PEラインスタイルの場合は、
アクションの調整が難しくルアーの動きが直線的で硬質なものとなりがちです。
故に水噛みの強さは使用感に大きな差を生む要素となり得ます。

だからといって今回適応タックルがヘビーになったという意味ではありません。
“ノーマルよりは幾分使いやすくなった”
という意味ですから誤解下さいませんよう。

プレートはやっぱり効く?

さてもうお一人サンプルを御使用いただいたのは
東京都にお住まいの太刀川さんでした。

無類のペンシルベイト好きで、かなりの使い手でもあります。
一見すると単なる無理矢理アングラーのようですが、
これがどうして、相当緻密な戦略の元にペンシルベイトで押し通しておられます。
機会が有れば皆さんにも御覧頂きたいのですが、
ご本人制作のオリジナルレポートファイルは、
天候、風向き、地形、ウィード、ルアーの通過コースまでを
図解入りで克明に書き記してあります。
はっきり言って凄いの域を遙かに超えておられます・・・

それはともかく、
一年をペンシルベイトで押し通せるほどの使い手である太刀川さんの印象としては、
プレートの存在に何かしらの効果を感じておられた様子です。
だからといって釣果がこれまでの倍になるなんて結果はまだないですが、
ペンシルベイトを好んで使う釣り人からすれば、
このプレートがモチベーションになる事は間違いありません。
平面的なプレートから生まれる反射を如何に利用するか、
そして太陽の光が差す向きを考え、如何にポイントを攻めるべきか等・・・。

それにしても、もう少し早くサンプルを渡せていれば
桧原湖のスモールでももっと結果が出てたかな?

再認識

実は今回のファットサムシリーズ・プレートモデルに関しては、
これまでのプレートモデルよりも
力を込めたリリースに至りたいと考えていました。
それは何故かというと、近年琵琶湖を含めた多くのフィールドにおいて、
ペンシルベイトの存在価値と意義が薄らいでいる様に感じてならないからです。

10年20年前よりもトップウォーターへの反応が少なくなっている事は確かですが、
それはトップウォータープラグに限ったことではないでしょう。

我々がよく通う湖西であっても、
ペンシルベイトなどはまだまだ一軍アイテムであり、多くの魚を魅了します。
ポイントの選択、時間帯、動かすリズムやコース等を魚に合わせれば、
春夏秋は勿論、初冬であっても他のカテゴリーより好反応を得られます。

また、対象となる魚種が多いのも事実。
例えばシーバスでは時として他を圧倒する集魚力を発揮してくれます。

青物なんかはアクションのリズムがバスやシーバスとは異なっていそうで
近い将来食わせてみたい対象魚の代表であります。

今回はプレートモデルの販売が目前に迫った事を機に
少しペンシルベイトの魅力を紹介させてもらいましたが、
これからの季節がまた面白いので
是非とも皆さんも周りの目なんぞは気にせず、
ロッドにペンシルベイトをぶら下げてその可能性を体感してくださいませ!

オマケのオススメペンシルベイト釣法(琵琶湖の一例)

そろそろ初冬が近づいてきました。
寒い日の琵琶湖は雪だってちらつく可能性があります。
11月の気候ならまだしも
12月に入った場合は、穏やかな天候が理想的です。

11月は少し肌寒いと感じても風がある中、
元気良く水面を割ってくる場合が多々あります。
まだ広い範囲をテンポ良く狙っても良いと思います。
ただ、反応が多いのはウィードが絡んで地形に特徴がある場合が多く、
エサとなる魚が寄りやすいポイントは◎です。
冬場の為の視察にもなります。

12月になるとトップへの反応はより限定的になってきます。
ポイントはかなり絞られてきますので
ピンポイントをじっくり狙う必要があります。
じっくり狙うとは同じ所を何回も狙うという意味ではなく、
一投にじっくり時間を掛けるという意味です。
基本は移動を極力少なくして、常に食わせのタイミングを作ります。
アクションの半分以上が波紋を作り出す程度でもOK。
想像してもらうと分かるように、
例えば3,40メートル沖でこのアクションを行うのですから
人によってはペンシルベイトが
ほとんどアピールしていない様に感じるかもしれません。
そして一投に数分を費やす場合も。

この様な釣り方はキャストしたポイントに
余程の根拠がなければ集中力も持たない事も事実です。
しかし、潜らせたプラグでは反応が出ない魚を引き出す力も
十分にあると思っていますし、
可能性がある事は明確なので試してもらう価値はあります。
ただ、そこに至るプロセスがそれ以上に重要なのかもしれませんが。

さて、これはスタッフの経験上からの一例に過ぎません。
12月の激しい動きに食らいついた場合もあり、
1月、2月に水面を割った情報もよく耳にします。
聞いた話も貴重な経験ですが、
実際に自分で体験すれば、
今以上にブラックバスという魚が“少し理解できた様な”気にさせてくれます!

もっと生かそうペンシルベイト!

Fat sum & Fat sum Jr. insert plate

間もなくサムルアーズショップにて発売開始!!