2014/3/12
2014 NEW ITEM LLS70FP


いや〜先日の一本は会心の魚でした!
(先日とは言っても二週間くらい経ってますが・・)

と言うのも自分自身がこの新作を実釣で本格的に使うのは
この時が初めてだった訳で、
この夜は男らしく、ほぼこのアイテム一本で狙ってきましたから。

選択したピンポイントも狙い通りだった上に、
同行者が他のアイテムを通した後の出来事だったので、
このアイテムの効果を感じられた事に達成感がありました。

リリース前にしか味わえない最高の瞬間・・・ですかね。

で、そのアイテムって、もう分かっちゃいましたか?

Lipless suming-70FP

またしても“なんやそれ〜”の声が聞こえてきそう・・・
ではありますが、
その内容をしっかりご確認いただいてからでお願いいたします!

このモデルの計画が浮上し始めたのは、
FP-60CWのテスト釣行を繰り返していた頃に遡ります。

飛びや集魚性能では予想外の活躍を見せてくれたFP-60CW。
昨年晩秋にリリースしたものの厳冬期に入ってからは一時休憩中?
暖かくなれば、特に初夏あたりからメキメキと頭角を表してくれる事でしょう。

しかしながら、この“一時休憩中”ってのが納得できなかった訳であります。
と言うよりは“一時休憩中”になるであろう事が、
昨年秋の段階で想像がついておりました。

リリース後、FP-60CWを使用したユーザーさん方も
おそらくはこの様に感じ、こうであればと思われたのでは・・・

“もう少しゆっくり巻けたらなぁ”

そうなんですよねぇ〜、じっくり見せて食わせる!
これがFP-60CWには出来なかった芸当と言えます。

特に厳冬期の釣りとなると余程の目の前でも通さない限り、
なかなかレギュラー以上のスピードには、
(経験上)食いついてくれない様に感じられます。

なので、どうしてもこのプロペラモデルを一定層でゆっくり泳がせたい。
未だ嘗て無いスピードでプロペラの効果を試してみたい。
きっと良い結果も生まれるに違いない、そう考えています。


(写真上がFP-60CW、下がLipless suming-70FP)

では実際どのような使い方、狙い方が可能なのか。

基本として踏まえて頂きたいのは、
カウントダウンの態勢が頭か下がりである事なのですが、
これはラインの存在により、深さによっては態勢は変わるでしょう。
またラインのタイプやリーダーによる条件にも左右されると思います。
そしてスローリトリーブ時の態勢はほぼ水平。

あ、もう一つは飛距離と飛行姿勢。
飛距離に関しては、自重も軽く、さすがにFP-60CWに劣りますが、
安定した飛行姿勢により
Lipless suming-70SPと変わらぬ飛距離が稼げると思います。

以上、この事を踏まえてもらった上でイメージしてください。

選択できるレンジの広さが自慢

まずは一つ目はこの時期に有効な
デッドスロー〜スローと呼ばれるスピードでのただ巻き。
着水後のカウントダウンによって泳層を選択。
着水後直ぐに巻き始めれば比較的浅いレンジをスローに引く事が出来ます。
中層狙いの場合も同様にある程度レンジをキープ出来ます。
(先日社員Aが釣ったレンジはこの中層付近、タナは1m位かな)
ただラインの浮き沈みにも影響されますので、
ご使用のラインやリーダーによってロッドの上げ下げも必要でしょう。

同様に着底させてからボトム付近を狙う事も可能。
デッドスローを行えばボトムをトレースする事も可能でしょう。

あくまでも想像ですが比重の軽いPEラインに短いリーダーならば
かなり浅いレンジをデッドスローでトレース出来るかも?

そしてもう1パターンの使い方。
まだ時期的に試せないので、その効果は未知数でしかありませんが、
オススメは水面&水面直下のレギュラー〜スローのリトリーブ。
イメージ的には“静かなバズベイト”ですかね。

さすがにデッドスロー〜スローでは表層を狙うのは難しいのですが、
このメソッドは琵琶湖に限らず、
多くのフィールドで結果が出るものと思います。
バズベイトより激しくはなく、食い渋っている魚にも効果有りかも!

ただ、表層付近を快適にトレースしてもらうには、
ちょっとしたチューニングがオススメです。
それはベリーのフックを外し、 リアにベリーのフックを装着。
これにより重心が後方に移動し、
ノーマルよりも快適にご使用いただけると思います。


(#5や#4もアリかもしれない)

使い分け

ハイシーズン広く効率的に探るのであればFP-60CWの方が効率的。
狙いが絞れており、食わせを意識するならLipless suming-70FPか。
プラグを使い込んでおられる貴方なら更なる応用も可能かもしれません。

対象魚

バス以外であればシーバス。
バチパターンでの効果も気になります。
そして、密かに効果有りでは?と思っているのがチヌ系です。
リアフックを10番以下に変えてもらうと
掛かりも良いんじゃないですかね〜

実はな釣果

実は何名かの方にサンプルをお渡ししておりまして。

年末年始から厳寒期となりさすがに結果は多くありませんでしたが、
良い魚が良い食いッぷり!
ちょっとご紹介。

粘釣人さんコメント

久々に風の弱い寒さとストレスを感じない夜明け前でした。
少し減水したお馴染みの浜で冬の一軍ルアーを一通り投げた後、
リップレスサミングのスローシンキングで
じっくり腰を据えてやると、
何回かアタリが有りチビスケが釣れました。
冬はなかなか釣れませんから
小さくても釣れたらやっぱり嬉しいもんです。
しかし、調子に乗ってリップレスサミングを続投するもその後は反応無し。
朝が近付くにつれ風が強くなり、
リップレスサミングの操作が難しくなってきました。

ここで謎のサムルアー(Lipless suming-70FP)を投入しました。
勝手知ったる浜なのでいきなりデッドスローから始めたのですが、
早い段階でウィードに引っ掛かったので
思ったより沈むのが速いみたいです。
徐々に巻き速度を上げて、
ウィードに引っ掛からないようにすると、
何投目かでまさかのドカーン!
タダ巻きより気持ち遅い巻き速度で、
風と湖流の影響でそれなりに巻き抵抗も有りました。
というか、偶然でも釣れたのでビックリしました。
でもやっぱり冬の琵琶湖なので、
その後はちっとも釣らしてくれませんでした。

日付 12/17
時間 3:00-6:00
天候 曇り時々小雨
風向 不定の微風
気温/水温 5℃/未計測
水面状況 小波
最大 45UP


(2013/12/27 アングラー粘釣人さん)

そして、さすがはシンプルの番人様。
この他にも30センチ台を複数匹の報告を頂いております。


(2013/12/25 アングラー石川さん 40UP)


(2014/2/24 アングラー石川さん 40UP)

僕ももう一本くらい大きいやつを釣ってご覧に入れたかったのですが、
ちょっと忙しくもなってしまい申し訳ございません!
折角ですから手持ちの写真も・・・

しつこい?!

Lipless suming-70FP

SPEC

Length:68mm
Weight:7.4g (sinking)
Hook:F#6 R#8
Price: ¥1600-(外税)

サムルアーズショップにて3/13日夕刻発売開始

同時発売

SUMING-90CW NEW COLOR

ナイスなカラーが出来上がりました。

上はパールRHですが、レッドなヘッドが朱色系。
シーバス用っぽくない感じが、またよろしいかと・・・

もう1カラーはピンクバックアユ。
これまた最高、しかし多くは語りたくありません。
(なんでやねん)

パールワカサギと合わせて3カラーリリース!