2014/6/12
S45&F55&SJ45


夏渓流に向かって益々調子が上がってきたサム山岡ハンドメイドS45&F55。

シーズン序盤を振り返ってみれば、
例年以上に大物の報告も入っておりユーザーさん方の信頼度も相変わらず上々。


(S45の横っ腹にかぶりつく長良川の泣き尺岩魚)

今更説明する必要もないが、
ボディーにバルサ材を使用し、ウェイトは低重心設定。
仕上げはセルロースセメントにより薄く強くコーティングされ、
バルサ材の特性を失う事がない。

そして一度水に入れば、流れを感じ、掴み取る性能に長けており、
多くのポイント(源流〜本流まで)を様々な角度から攻める事が可能だ。

初めて使用する人はその使い心地から
ついついダウンでの使用をメインと考えるかもしれないが、
アップでの結果 が並外れている事を頭に入れておいてもらいたい。


(近畿某川本流の尺アマゴと27センチ/釣り人・ZONさん)

また、S45の場合はスローシンキング(個体差あり)なので
少し変わった使用方法も存在するのである。

その一つは、着水後に全く動かさず流れに乗せるだけ。
これはレポートでお馴染みのsaddaさんより伝授されたメソッドであるが、
S45だから可能なメソッドだと言えよう。

その他に効果 的な使用方法としては、
ベリーへのウェイト追加によるチューニングだ。
水量 が多い時や潜行深度を少しでも稼ぎたい時は、
これを行うだけで使い勝手が大きく変わり、
結果 として釣果に結びつく。
これはF55をスローライザーや
サスペンドにチューニングする場合も含まれるであろう。

リリースして既に何年も経過しているが、
使い込めば使い込むほど、
水の流れやその中の魚の動きを感じ取れるようになり、
そして未だに魚との出会いが新鮮だと感じられる程である。


(4月 福井県某川本流の尺上岩魚/釣り人・S.Kさん)

今のところ中心となるアイテムはS45&F55の2モデルであるが、
この2アイテムだけで
トラウト達の様々な生態を感じ取ってもらえるであろう。

今シーズン最終リリース

渓流シーズンも盛り上がると無念のロストも多く?
再販希望の声も何処からとなく聞こえて参りますので、
急遽制作を完了させました。

しかし、今回のリリース分はかなり魅力的なカラーが多く、
実釣には使い難いかも〜

S45・アルミ張り仕様

一番上はシーズン始めのリリースにも登場した“アルミ表張りイワナ”。
今回はノーマルのパールベリーモデル。
スイムテスト中、背中に見える水玉 が模様が相変わらず可愛らしく見えました。

お次は“アルミ裏張り金ヤマメOB”。
サムルアーズショップには初登場ですが、
実はレポートコーナーにはもう既に登場してたり・・・

一番下の一本が今回の目玉 カラー!
“アルミ表張りグレーバックアマゴ”。
かなり雰囲気が良い仕上がりなので・・・保管確定?
背中から見た姿がこれまた最高でした。

S45・アワビ粉仕様

最近はアルミ張りを凌ぐかと思われる人気のアバロンチップバージョン。
ド派手カラー、必釣カラー、アルミ&鮑ミックスカラーのラインナップ。

左から存在感有りすぎ?な“オレンジヤマメ”
まぁ目立ちます!
正直トラウト用ミノーでこのカラーを作るのはサム山岡だけでは?!

真ん中は“ウォームフィッシュ”
現在もスタッフが使用しているプロトモデルの復刻カラー?!
実際は写 真より明るい茶系ですが、釣果はスタッフお墨付き(いらん?)

最後の右端はアルミ表張り金赤OB
S45でこの仕様は初めてだったのでは?
高級感もあって美しく、今後も是非制作をお願いしたい仕様です。

F55・3カラー

今回F55はそれぞれ仕様の違う3モデルをリリースします。

上から安心の定番カラーワカサギYB/ABL。
ウォームフィッシュと同様、いつ何処で使っても安心のカラー。
耐久力も3本中ナンバーワン!

真ん中はアルミ裏張りグレーバックアマゴ。
ぱっと見はフィールドに溶け込みそうですが、
いやいやかなりの存在感であります。
よってS45と同様に保管確定?!

一番下はアルミ裏張り金赤/ABL
S45の表張り仕様とは明らかに違う輝き。
こちらも逃し難い。
因みにウロコ模様はS45と同様に破鱗タイプとなっています。

S45&F55の発売開始は
2014/6/13 夕刻 サムルアーズショップにて!!
(次項製品との同梱御希望の場合はお取り置き可能です)
※御注文時備考欄に“取り置き希望”と御記入下さい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜◎〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

SJ45

見え隠れする実力

先日のレポートコーナーにも記載した○秘アイテムとはこれの事!

もしかして?!と思っていた方もおられるでしょうが、
只今スタッフはこのアイテム翻弄されて・・・と言えば大袈裟ですが、
このアイテムの実力を計りかねていると言ったところでしょうか。

最初に使い始めたのはいつも行っている少し小さな本流域です。
S45で少し深い弛みを狙っていたところ反応無く。
このSJ45をアップクロスで落とし込み軽くリフト&フォール・・・
クロス位 置にSJ45が流れてくるまで数回これを繰り返し、
回収時にややトゥイッチをくれてやると、
一匹のヤマメがまとわりついてきてバイト。
フッキング後に直ぐバレましたが、なるほどと!

そしてその日の内にこんな事が他にも。
中州の下の合流部分の瀬、
流芯から外れた岩周りで一本イワナをバラしました。
ルアーはS45でしたが、流石にもう2度目のバイトは無く下ります。
下の瀬ではまたもやバイト!
しかし、これも外れて釣果 無く更に下りました。
下からは土手に上がれないので、再びその場を通った際。
もしかすると“SJ45”でどうか?
と今度はアップクロス気味にさっきの岩周りを狙って、
軽くリフト&フォールを繰り返してみると、やはりその時点では何も無し。
しかし、クロスを過ぎたところで回収気味にトゥイッチを掛けてみると、
驚いた事に狂った様に襲いかかるイワナの姿!
見事フッキングしましたが、ファイト中にフックは外れてしまいました。

目が覚めるようなアタックだっただけに期待も膨らみ、
もう1バイト有った瀬に“SJ45”を送り込みましたところ、
今度はややダウン気味でしたが、これまたヒット。
今度はめでたくヤマメ(写 真上)をキャッチ出来ました。
その後も浅めの瀬で2度程バイトがあったもののいずれもバラシ。

この日は好反応に気を良くして帰りましたが、
なんでこんなにバレるのか?ルアーが重いからか?
とルアーを手にとって見ていると、
なんの事はありません、バーブレスがついておりました・・・

その後、複数回釣行に出掛け、
これまでと同様に様々なメソッドを試した訳ですが、
なかなか思う様な結果 は出ませんでした。
岐阜県宮川遠征でも釣果はありましたが、
ただ、あの好反応の日の印象がかなりのインパクトだっただけに・・・

どアップにて

さて、そして先日の釣行ですが、
この時は落ち込みへアップでキャストし、
少し落とし込ませてから軽く2度程しゃくった後のフォール中に
グイ〜ンと持っていかれた感じでした。
かなりイメージ通 りでしたが、掛かりがややスレ気味でした。

これには何か意味があるのかもしれません。
いつもという訳ではないですが、
魚達は“SJ45”にまとわりつく様な動きをする傾向があるのでは?!
まだまだ憶測ではあります。

S45マスターも現在調査中!

未熟なスタッフだけではテストしきれないので
マスタークラスにも使ってもらったところ。

ZONさんのコメント

“SJ45”は着水したら直ぐに動きを与えないと動かないミノーと違って、
沈下する動きも誘いになってくれるので、
これから川で色々試したいです。
魚も大きくなってこれからが楽しみです。

まだワンシーズンを通 していないが・・・

そうなんですよね。
まだ試せていない事が山盛りあるのが“SJ45”なのです。
渓流での釣りで挙げれば、
僕が狙ってみたいのはチャラ瀬の釣りです。
体勢が尻下がりでラインテンションが掛かれば
重さの割りに浮き上がりが良く、
浅い瀬を広く攻略できます。

後はダムサツキ狙いや放水口狙いなど・・・

そしてトラウトに限らずソルトでメバル狙いなんかも!

そしてバス!これだけは止めてもらった方が・・・
相当に効果 が見込まれますが、
飲み込まれて一瞬で失う事になりかねません。

こういった様に、結果 はまだ道半ばとも言えますが、
我々だけでは到底試しきれない、
可能性が未知数な代物だけに?
現在完成済みのカラーをリリースさせて頂きます!

ただ、発売開始がS45&F55より数日遅れますこと、何卒お許し下さい。

SJ45

SPEC

Length : 45mm
Weight : about 4.0g
Hook : F#12/R#14

そして最後は制作者であるおっちゃんのイメージと対策

サム山岡の一言

20年以上前
ルアーのテストに滋賀県の石田川の上流の角川管理釣り場、
朽木渓流魚センターへ通 いました。
使うルアーはミノーのみで、
サイズ違いや浮力違いを色々試してみました。
使い易さや結果 から試行錯誤して残ったのが現在のF55とS45。
カラーはアルミ表張り&裏張り、
そしてペイントのアバロンチップです。
また、当時はアルミ張り+アバロンチップは制作していませんでした。
しかし、Sum山岡は何を考えていたのか、
バイブレーションにアルミアバロンチップがあるんです。
それもカラーはアマゴです。

ミノーの話に戻ります。
残念ながら厳選されたF55とS45でも釣れない居残り組が大勢います。
どうすれば釣れるか、
釣れないから無い知恵を絞った結果 が“SJ45”です。
僕がこれまで使ってきた物は、
実はこれよりOLD SUM JIG 50@サイズで、
今回の“SJ45”は使い易さと食わせる為にダウンサイジングしてあります。

本流の浅場の岩周り、チャラ瀬。
源流のイワナ釣り。

管理釣り場の場合は流れ込み(ダウンで)の表層付近でトゥイッチ、
止水域の底で10センチ程の上げ下げ。
これは目視出来るが他のルアーを無視するイワナも良く反応します。

お役に立つと自信を持っておすすめ致します。
イワナは特にこのルアーを好みます。
使い方は水面 近くから底まで、貴方の感性でお使い下さい。
ロストは恐れましょう。
ややこしいところには投げないで
ルアーの操作で引きずり出してください。
魚がルアーに向かって飛び出してきて驚かれる事も多いでしょう。、
“SJ45”が貴方の自信針になりますように、、、。

SJ45の発売開始は
2014/6/16 夕刻 サムルアーズショップにて!!
(S45&F55との同梱可能です)
※S45&F55の御注文時に備考欄に取り置き希望と御記入下さい。