2014/6/21
SUMMER LIMITED EDITION


先日は久し振りにサム山岡ハンドメイドの新作“SJ45”を
リリースさせていただきましたが、
やはりバスフィッシングあってのサム山岡ハンドメイド!
今回は昨年より秘密裏に試行錯誤の開発&制作が続いていた
未登場アイテムを発表させていただきましょう!

何じゃこりゃ?な、この写 真

トップページに掲載されていた写真を見てもらっても
MF-70の新色か〜?!なんて皆さん思っていたのでは?
まぁ〜それもいずれは出てきますけど。

斜め後ろからで申し訳ありませんが、
全体像はこんな感じ。
大体想像が付きました?


(2013年制作の初期型モデル)

作業場に訪れて制作中のこのアイテムのボディーを見つけた人は、
大凡が「デカいダイヴィングサム?!」って言うのですが、
動きからするとそれも全くのハズレ・・・って事でもなかったな?

その名も

“PROP SUM 95”
(プロップサム95)

誰の目から見ても明らかな事に、
サムルアーズは昨年からフロントプロップ系のアイテムにハマってます。
それもそのはず、
サム山岡がFP-60CWを思いつき、結果 出したその日から、
このフロントプロップスタイルに様々な可能性が見え始めたのだから。

何故今までプロップモデルとなれば
リアプロップまたはフロント&リアのスタイルに限られていたのか?
後ろで回るプロペラが生み出す水流がより効果 的だからか?
まぁそれも解らなくもない。
名作も沢山ある。

ただ“今まで試していない、試そうとも思った事がない”というのが
ほぼ100%だろう。
まぁそれも理解できる。
普段同じ職場にいながらこの文章を書いている自分だって
試そうと思った事が無かったのだから。

それにしても我々やユーザーの方々が、
フロントプロップモデル(試作も含む)において積み重ねた
これまでの結果 からしても
何らかの効果を生んでいる事は間違いないと言えよう。
それは勿論、釣果 だけでなく使い勝手も含まれる。

だからこそ更に突き詰めて
フロントプロップスタイルに今以上の可能性を探し続けるのべきなのであろう。


(いずれもテストモデル)

さてこの“プロップサム95”
サム山岡が昨年晩秋の河川でのスズキ狙いに投入し、
調整を繰り返してきたモデルだ。
当時制作していたサイズは2サイズ、今回リリースの95ミリサイズと
現在も調整中の70ミリサイズ。

サム山岡は両サイズとも浮き角度から浮力までを
様々に調整した試作を制作してきたが、
実際に浮かべてみただけでは解り得ない様な微妙な調整も行ってきている。
唯一目に見える所で言えば、
調整が最終段階にまで及んだプロペラのサイズだろうか。


(左のプロペラはFP-60CW、Lipless suming-70FPと同サイズ)

最終的にはプロップを上写真左の小さい方のラウンド型にしたのだが、
これは試作のテストを繰り返す中で“プロップサム95”に求められた性能が
ペンシルベイト的アクションとなったらである。
具体的に言えば、水面 での首振りアクションと
ダイブしてからのダートヒラ打ちを優先したと言うことになる。

それだけを聞くとペンシルベイトで十分では?と感じるだろうが、
その際にプロペラから生み出されるスプラッシュや
プロペラの抵抗による移動距離の短さはペンシルベイトには無い性能で、
明らかにインパクトが違い、使い勝手も異なるのだ。

ただ、誤解していただきたくないのは、
プロペラの抵抗があるので
ペンシルベイトの様にスムーズに操作出来る訳ではない。
しかし、十分に操作を楽しめるレベルに達しているのも間違いない。

基本的操作はペンシルベイトと変わらないが、
使い方によってはダイブ後、水面 直下のただ引きの体勢を保つ事も可能だ。
リアプロップタイプやフロント&リアプロップタイプよりも
遙かに幅広いアクションとアピールを駆使する事が可能になるだろう。

結果 はこれから?

さて、実施の釣果についてであるが、
実のところまだ一本も手にしていない。
サムルアーズのリリースパターンとしては珍しいケースであるが、
全く心配してもらう必要はない。
先日も製品版で実釣を試みたが、十分すぎるほどの魅力を備えていた。

飛距離においても申し分なく、
この分だと予想を上回る結果 が付いてくると想像できる。

ただ、唯一の問題は、このアイテムを手にしてもらった後、
この“プロップサム95”をフィールドに投じる事が出来るか・・・であろう。

PROP SUM 95

SPEC

Length : 95mm
Weight : about 13.0g
(リング、フック含まず)
Hook : #4標準

プロップサム95 リミテッドエディション

アルミ表張りバス(顔裏張り)

サム山岡が制作する久し振りのバスカラー!
少し控えめな色彩 が逆に新鮮。
バス模様もその時の気分次第だが、
どちらかというとモチーフは浜の回遊バスかな?!

プロップサム95の形状が形状だけに
やや雷魚系にも見えるところが面 白い。
というかこの形状のバスなど存在しないので、
雷魚とかドジョウの方がピッタリかも!

取り敢えず、この感じのバスカラーはサム山岡オリジナルでしょう。


(Price \14040- 税込み)

 

アルミ裏張りオイカワ(鱗模様・破鱗仕様)

サム山岡のカラーリングの中では
ブルーギルカラーと双璧を成すオイカワカラー。
幾重にも塗り重ねられた色彩 が繊細さと重厚感を両立。

鱗模様は破鱗仕様となっており、
裏張り仕様と相俟って見た目には柔らかい光を放ちます。

背中の色彩 もサム山岡らしい調色で土地柄も出ているのかな?

その他は追い星の存在がやはり重要。
これが有ると無いとでは存在感が全く異なるのが不思議。
決して美しさを強調&象徴するアクセントではないのですがね。
人間の感覚とは魚と同様不可解なのかもしれません。


(Price \16200- 税込み)

さて、トップウォーターアイテムが大好きな貴方も、
金物系が大好きな貴方も、
そしてリアル系ハンドメイドが大好きな貴方にとっても、
非常に沢山の魅力が詰まったサム山岡ハンドメイド限定販売アイテム。
今後もう一色同様の限定販売カラーが登場する予定ですが、
このサム山岡ハンドメイド“PROP SUM 95”のリリースは、
それが最後になるかもしれません。
(再生産があった場合でも次作を含めた3カラーの再生産はありません)

発売方法は抽選販売となりますが、この機会に是非ご参加頂ければと思います。

販売方法につきまして

申し訳御座いませんが、限定生産品につき数量に限りが御座います。
よって“PROP SUM 95”は抽選販売方式をとらせていただきます。
御購入いただける商品の数量 は
“PROP SUM 95 アルミ表張りバス”
または
“PROP SUM 95 アルミ裏張りオイカワ”
いずれか一点となります。
抽選を御希望になるアイテムを御明記の上、
(カラー選択無しも可能です)
下記のメールアドレスに
御名前、御住所、電話番号、メールアドレス
をお知らせ下さい。

handmade@sumlures.co.jp

尚、受付期間は2014年6月29日締め切りとなります。
当選のお知らせは2014年6月30日を予定しております。

サム山岡の一言

バス釣りを始め、間もなくルアーを作り出してから、
サイズいろいろ、形もいろいろなペンシルベイトを作ってきました。
失敗作も当然あり、それ等は没となり、生き残った物は大体釣れました。
なにせバス釣りの琵琶湖黄金時代から始めましたから当然かもしれません。
我々のルアー開発にとってこの時に感じた使い易さ、動き等の経験が、
生きてきている、生かせると感謝しています。
そしていろいろ作った中には
後部にプロペラを付けた物もありますが、没組となりました。
まあ研究が足りなかったのでしょう。
それから何年も経って、前部に付けた物を作ってみました。
以前から欲しかった動き、アピールを求めた結果 これであります。

先日も鮎ボールに付くバスが二度寄ってきましたが、
残念ながら本物に負け選ばれませんでした。
でも釣れる予感は十分でした。
このルアーはプロペラの回転が非常に重要となっています。
(僕が付けると回らないから社員Aが付けました)
バルサ製ですからプロペラの付け替えはしないで下さい。
水漏れや抜け落ち等のトラブルの原因になります。