2014/6/4
HiF


気がつけばサムルアーズニュースがご無沙汰でありました。
御心配をお掛けしておりましたでしょうか?!

実は先日、弊社製品某取り扱い店さんにお邪魔していましたところ、
ユーザーさんにお会いしました。

お互い近況などを報告しつつ会話が進みますと、
ユーザーさんより“新製品はどうなってますか?”のご質問。
“?・・・新製品は〜・・出てませんね、そう言えば!”

ここだけの話ですが、
年度明け以降、まぁ様々にアイテムをコネクリ回しておりまして、
勿論既存アイテムをコネクリ回すだけでなく、
お待ちかねのヘビー級アイテム(サムルアーズとしては)も進行中であります!

サム山岡の方もハンドメイドが随分静かではありますが、
こちらもヘビー級?アイテムを・・・
いや、フライ級とかも・・・
おっとここまで!

プロト制作から早何年?

そんな中、さて今回はと言いますと!

こちら!・・・
スミマセン今回はコネクリ回した系?で御座います。
もうタイトルからも想像してもらっているかもしれませんが・・・

しかし“FF”?って、タイトルとは違いますね。

でもまぁみなさんのご想像の通 りなんです。
“suming-70 High Floating”
と言うわけなんです。

実は上の写 真のプロトモデルはかなり古めの物で、
サミング70がFから始まりSPへ、そしてSに至るその頃に
既に試作として完成しており、実釣にも活躍しておりました。

だだ、その頃の釣果 写真等は月日が経ち過ぎ
もう見つけらそうにないので・・・あっさり諦めました。

しかし、こんな感じで数年に一度くらいは登場していたり?!

こちらは2012年の6月の古株ユーザーさん“S.K氏”による釣果 。
かなりの渇水期に北陸の河川でsuming-70FFによって釣り上げられました。
川の規模が小さく渇水期になると重宝するアイテムでもあります。

その他サム山岡もウィードの多い初夏から秋にかけての琵琶湖では、
制作当初よりボックスに忍ばせており、釣果 を得ておりました。
事実の写真を見てもらても結構歯形がついていたりします。

長い間、いつ出す(リリースする)べきか?
悩んでいる間にもう10年くらい経ってしまいましたか。
何を悩んでいたのかと言えば、

実釣における使用頻度がどれ程のものなのだろう。
Fモデルとの使い分けが、必要と成り得るのか?また可能か?
その迷いがなかなか払拭出来ず・・・

そんな中ある結果 が切っ掛けに

昨年夏頃頻繁にレポートコーナーに御登場いただいた“titanさん”。
サミング70シリーズで多くの釣果 を報告してくれていましたが、
中でも気になったのが“suming prop 70(改)”の存在。


※この魚もその“suming prop 70(改)”による釣果

聞くところによると、プロップを外して表層付近を引いておられた様子。
そのタナを想像するとコトカスにもバッティングしそうだし、
もしかするとコトカスで十分なのでは?とも感じて、
それの使用を促してみたものの、
やはり結果 は“suming prop 70(改)”だった様です。
これまでの実績からしても決してコトカスが劣っているという訳ではないですが、
微妙なタナの違いやフィールド条件も相俟って
“suming prop 70(改)”に軍配が上がる事も十分あり得ますね。

さて、遂に本腰

ウェイトルームの数からしても
選択できるウェイト位 置と重さは何パターンかに限られる。
また、ウェイト以外で調整する方法もあるので、
取り敢えずは考えられるだけのパターンは試みました。

まぁウェイトの違いによる細かいテスト結果 は記載出来ませんが、
アクションやタナ、コトカスやサミング70Fとの差別化を図った結果 、
最終的に完成した“suming-70HiF”はこちら!

さて、“プロトFF”とはどこが違うか。
直ぐに分かっちゃいましたか?

上の写 真が“プロトFF”で下の写真が“suming-70HiF”

一目見るとウェイト位 置が変わっただけの様ですが、
ウェイトの素材も変わっています。
そして“suming prop 70(改)”とも違うんですよね。
比べた中では最軽量で浮力は最も高く、
動きはコトカスや“プロトFF”に比べてオーバーアクション?
でも決して暴れ過ぎではない別 物のアクション。
動きの特徴としては“suming prop 70(改)”に最も似ているかな?

SPEC

Length : 68mm
Weight : 5.4〜5.5g
Hook : #8

コトカスと比べても0.5g以上軽く、サミング70Fと比べれば1g以上。
高浮力であるって事は簡単に理解してもらえると思いますが、
当然の事ながらその結果 によるリスクも?

確かに飛び。
これに関しては不足無いとは言えないでしょう。
後方重心によりこのサイズからすれば
重心移動モデルにも劣らぬ キャスタビリティーと有しているとは思います。
最近多いスピニングタックルユーザーさんであれば、
十分戦力になるとは思います。
勿論、Light Tripクラスのライトアクションベイトロッドであれば、
意外と使いこなせます。

もう一点欠点を挙げれば、
高速リトリーブ中の安定性の低さ。
サーフェイス&サブサーフェイスのスローリトリーブに重点を置いてますので、
この部分は割り切って御使用いただきたい。
何卒ご理解下さい!

その他皆さんに伝えておくべきはと言いますと
表層の寄せ&誘い&食わせアクション・・・
コトカスにも匹敵するレスポンスを持っており、
移動距離が短くトップウォータープラグとして使えます!

今回のリリースカラーはノーマルタイプ3色、
インサートプレートタイプ3色の全6色。
価格は¥1500&¥1600(外税)となります。

最終目標

既に何パターンのサミング70が世に放たれたことか・・・

もうええ加減にしたら、との声も聞こえてきそうですが、
まだ最低でも2アイテムは展開したいと考えております。
まだ調整中なんですけどね・・・

サミング70シリーズさえタックルボックスに忍ばせていれば、
日本全国何処へ行ってもルアーフィッシングが楽しめる。
そんなサミング70ファミリーを作り上げたいと考えております。

サム山岡の一言

浮力の強いルアーが秋の湖北石田川でのバス釣りに必要で、
バルサを削って作ったことがあります。
その後サミング70FFを作りよく使用しました。
浮力が強い特徴を生かす事が出来れば
新しい味方になってくれるでしょう。
生かすも殺すも貴方次第。


“suming-70HiF”

サムルアーズショップにて6/5夕刻発売開始!!


suming-70HiF トレトレ最新情報!

本当のところ発売日の告知でニュースを終える予定でしたが、
やっぱりニューアイテムでの実釣結果 が無いより有った方が良い!

こういう時は頼りないスタッフにミッションを与えるよりも
勢い治まらぬ 人にチョイチョイと釣ってもらった方が良い!!

結果 はね、もうこの通り、言うこと無し!
ついでにコメントも頂いてます。

suming-70HiFの感想

・浮力が強いのでゆっくり引いてもよく動く
・浮力が強いので少々の波があっても引き感がある
・70Fより軽量のためウィードを拾うとすぐに引き感が変わるのでよくわかる
・泳層が浅いのでウィードを拾いにくい

もう、良いことばっかり書いて頂いちゃって。
どなたでしょうね?
シンプルデータ御覧下さいませ!