2007/12/17
2007 Last Release !!


よりにもよって、何でこのくそ忙しい時期に新作の発表なんぞをするのか!?
(発表するのも大変だけれど、見てくださる側も大変。)

しかし、発表できるモノがあって、発表したいのだから仕方がありません。
お忙しい中ですが、どうぞお付き合い下さいません。

復活のサム山岡オリジナルコーチドッグペイント

オールドサムの時代、サム山岡のペイントモデルの代表的カラーは、
ホワイトアユやホワイトタイガー、様々なバスカラーなどが挙げられますが、
今回発表するコーチドッグカラーもその一つです。
特にチャンクの原型でもある“DUCK”シリーズに至っては、
そのほとんどがコーチドッグカラーと言えます。

そして今回はその懐かしの代表的カラーサム山岡コーチドッグを
ウッドサムシリーズの最新作ウッドダイブ90にて再現しました。
勿論、塗装を手がけたのはサム山岡本人で
下地処理からオーバーコートまでセルロースで一貫しています。

その手間の掛かり様に多くのビルダーが避けるセルロースによる下地処理&コーティングは
長年に渡って現役で活躍出来るだけの耐久力を備えています。

また、カラーリングに於いては
オールドサム時代のコーチドッグカラーよりも一手間加えていますので
見た目的にもグレードアップしています。

サインも直筆の“Sum 山岡 2007”

ノーズにはウッドフランク老眼でも採用した“鼻チョボ”付き。

カラーは2色の“ホワイトコーチYB”&“オレンジコーチ”(いずれも口赤)
ウッドフランク老眼に続き、ウッドサムシリーズの中でも価値ある一本と言えます。

ところでオールドサムギャラリーでも紹介済みの
こちらのモデルを記憶されている方はおられるでしょうか。
もしおられたら相当なマニアもしくは記憶力です。
ご覧の通りカラーリングも今回新作と類似していますが、
その毒々しい?コーチドッグ?カラーにも当時の個性が表れていますね。

今回このオールドサムを改めて紹介する訳ですが、
このモデルが“Diving sum”の原型という訳ではありません。
ただ、このモデルがそのルーツ的な存在である事は間違いないでしょう。
制作年は1985年。
この当時はその名も“Sum 山岡”ではなくイニシャルの“I.Y”だった時代です。

ボディーは歯形と劣化でかなり傷んでいますが、
サム山岡ペンシルベイト時代の扉を開いたともいえる存在だけに
当時のその活躍ぶりが十分に想像されます。

なんだか並べて見比べてみると
20年前の車と今の車が並んでいるかの様にも見えます。

WD90 CELLULOSE COATING SPEC

Material:ハードウッド
Length:約90mm
Weight:約13.2g
Hook size:♯6
適応ロッドアクション:ベイトタックル・light〜medium light action
ライン:ナイロン12〜16ポンド
接続方法:スナップ接続を推奨

Color:ホワイトコーチYB&オレンジコーチ

価格:¥6825-(税込み)

 

LDF-80 ABALONE CHIP VERSION AYU

2007年の年末を締め括るもう一点のアイテムは、
LDF-80・アバロンチップ・アユ!!

あれ?なんでまたアユだけ今?と思われた方もおられるのかも。
これにも少し訳がありまして・・・、

実はLDF-80のアバロンチップバージョンに関しましては、
サム山岡の気分次第による制作・・・と言うわけでもないのですが、
一部制作途中の製品を除き、今後の制作予定が全くの未定となっています。

既に現在は“次作”の制作も一部進んでおり、
更にその次に正式発売する“スリムサム95”の予定も詰まっておりますので、
まとまった生産期間を組み込む余地のないのが現状です 。

このような理由により、今回のアバロンチップバージョン・アユは、
サム山岡が御注文分の制作開始前や途中の空いた時間に制作したモデルとなります。
よってアバロンチップバージョンファンの皆様には大変申し訳ございませんが、
御購入ご希望の場合は、サムルアーズショップにて御注文下さいます様、お願い致します。

ABALONE PAINT AYU

さて、サム山岡ハンドメイド・アバロンチップバージョンのアユカラーとしては
今年の始めに発表したLDF-65 ABALONE CHIPのカラーラインナップにて初めて登場しましたが、
今回のモデルは若干仕様が異なります。

LDF-65 ABALONE CHIP アユカラーをお持ちの方が
実際に現物と見比べてみてもパッと見では判らないと思いますが、
前回のバージョンは下地がアルミ張り仕様、
今回のバージョンではオールペイント仕様となります
(カラーは人気のホワイトアユ)

その他に異なるのは、直筆サインが腹側ではなく背中に“Sum 山岡 '07”。
背中のウロコ模様が無しですが、これは手抜きではなく、
その方がアユらしく思えるという本人の意思でもあります。
(サム山岡曰く、ウロコ模様があった方がごまかしが利くなぁ。)
目玉についてはLDF-65 ABALONE CHIPと同様に、深みのある光を放つアワビシートを使用。

下地アルミタイプと見比べるとアルミのメタル感がなくなった事により、
ボディー全体が柔らかい光を放つようになります。
しかし、どちらを魚が好むかは全く知りませんし、
人がどちらを好むかも、これまた判りません。

 


(真ん中はアルミ張り銀黒)

いずれにせよ、鏤められた青貝粉の輝きと、
幾度と無く繰り返された削りとコーティングによる仕上がりは、
その魅力に於いてアルミ張りモデルを凌ぐほどに感じられます。

LDF-80 ABALONE AYU SPEC

Material:バルサ材
Length:約80mm
Weight:約8.3g(リング、フック含まず)
Hook size:♯6
適応ロッドアクション:ベイトタックル・light action
ライン:ナイロン8〜14ポンド
接続方法:スナップ接続を推奨
※スイムテスト済み

Color:ホワイトアユ&ホワイトアユYB

価格:¥8925-(税込み)

上記の2アイテムはサムルアーズショップにて間もなく発売開始!!
ダイレクトメールサービスによる販売のお知らせをお待ち下さい。
数量限定により在庫切れの場合は、何卒ご容赦下さい。