2008/4/23
new F8.5


現在F8.5の抽選販売の受付を行っております。
詳しい内容はページ下部をご覧下さい。

LDシリーズではないサム山岡のミノーシリーズ

この写真の手前に見えていた白いボディーの正体は
意外にも?!ミノーのだったのです!!
写真から判断してミノー?かもしれないと思った方は相当に鋭く、おつむも柔軟。
何故かというとサム山岡と言えば
“LDシリーズ一本槍の極まりない頑固オヤジだし、ミノーは有り得ないか・・・”
なんて考えておられた方も多いんじゃないですか?〜

確かに陸からのキャスティング、
特に琵琶湖などの風邪の影響をもろに受けやすい環境で誕生したLDシリーズは
その製作を開始して以降、我々が使用するミノーのメインとなり、
他のミノーの出番はほとんど与えられていなかったのかもしれません。
しかし、今回改めて当時のノートに目を通したところ、
その生産はLDシリーズと平行してと言うよりも・・・

意外にも定番?

当時のミノーと言えば(今でもそうかもしれませんが)、
やはり細身のボディーが主流だったと言えます。
そしてサム山岡も同じように細身のミノーを制作していた時代がありました。
“F8.5”の初制作は開発ノートを見ても判るように1986年だと思われます。
そして下の写真モデルがどうも今回復刻に至った最初の“F8.5”かと・・・
( 現在のところはっきりしていないのですが)

まだエラのサインも“y ”のオールドサム時代です。
そして驚いた事にこのF8.5はその後1994年までの期間に
様々な仕様及びカラーリングにて制作されていました。

ではその当時のモデルを順に振り返って御覧頂きましょう。

↑定番のアルミ張りモデルです。
細身ではあるものの側面は丸みを帯びており、
優しいフォルムで“痩せた魚”の印象はない。

↑カラーが同色の表張りタイプと裏張りタイプ
ラインアイを見ていただくと縦アイと横アイの違いが確認できます。
同じボディーで制作してもこのアイの違いだけで表情も異なって見えます。
また、制作されたほとんどの“F8.5”は縦アイタイプです。

↑現在もファンが多いアユカラー&アマゴカラーです。
アルミの仕様や背中の色彩などを比べてみても
最近制作したアユカラーとは少し違った印象?
ヤマメカラーも生産していたようですが、こちらの保存分では確認できず。
もしかしてかなりのレアか・・・

↑アワビ張りモデルは意外にも生産本数が多かったようです。
当時でも材料と手間の分かなり割高だったのですが、
それだけ人気が高かった事の証でしょう。

↑そして思いのほか生産本数が少なかったのがアワビ粉モデル。
他のビルダーが誰も作っていなかっただけに、
まだまだその魅力も浸透していなかったのでしょう。
アワビ粉バージョンを初めて作り始めた時代の物なのか、
よく見なくても?仕上がりが現在ほどではなくやや粗めか・・・

new F8.5 の特徴

さて今回発表&発売間近の“new F8.5”はトップページでもお判りか、
仕上がりもグレードアップしたアバロンチップバージョンにて!!
ぎっしりとボディーに張り巡らされたアワビ粉は重厚にして繊細。
定番カラー、人気カラー、ニューカラーを揃えて発表いたします!!

泳ぎの特徴として“F8.5”はLDシリーズに比べてしなやかさを有し、
引き抵抗が少ない事からライトタックルでの使用に適しています。
また、軽いトゥイッチアクションでヒラを打つ“F8.5”は
アクションが明快でクランキングミノー的でもあったLDシリーズとは
当然の事ながら異なる魅力を備えます。

キャスト時の飛距離や安定感に関してはLDシリーズに及びませんが、
ターゲットがトラウト系の場合は飛距離を重要視しない中小河川での使用や
ダムや湖でのキャスティング&トローリングゲーム、
更には管理釣り場でのビッグゲームにも向いています。
バスフィッシングの場合はボートからのミノーゲームや
スピニングタックルでの使用が望ましいでしょう。


現在のアバロンチップバージョンはオールドモデルに比べて一手間多く、
目の存在が目立つ様に周りが黒く色彩されています。


当時のモデルよりもボリュームと浮力をアップ。
太軸フックやワンサイズアップしたフックにも対応しています。

SPEC

Length : 約85mm
Weight : 約5.0g (リング、フック含まず)
Hook size : ♯8 標準(♯6使用可能)
Ring size : ♯2
ロッドアクション : ライトアクション
ライン : ナイロン10ポンド以下
接続 : スナップ接続を推奨

価格 : 8925円(税込み)
スイムテスト済みにて納品

販売方法に関しまして

サム山岡が不定期に制作しているハンドメイドモデルにつきましては
御購入を御希望の方が多いにもかかわらず生産本数が少なく、
販売方法に関しましても御不満をお持ちの方が多いと思われます。
よって今回は試験的では御座いますが、
生産本数の一部に於いて新しい販売方法を実施させて頂きます。

販売方法

今回の販売方法は全6色の中の3色をこれまで通りサムルアーズショップにて販売させて頂き、
残りの3色を抽選にて販売させて頂きます。

詳細

サムルアーズショップでの販売は4月24日午後に行わせて頂きます。

サムルアーズショップでの御購入は各色1本まで合計3本まで御購入頂けます。

サムルアーズショップで御購入頂きました方は抽選販売には御参加頂けません。

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現在抽選販売の受付を行っております。

抽選による御購入を御希望の方は4月25日〜5月3日の間に、
御希望のカラーを第3希望までメールにてご連絡下さい。
(ブラックフィッシュ・アユYB・イエロー)
第1希望のみ、第2希望まででも可能です。
(御希望カラーの他、御名前、御住所、御電話番号、メールアドレスを必ず御記入下さい)

抽選販売の場合はお一人様につき最大で2本まで御購入頂けます。

抽選の発表に関しましてはメールにて5月8日にご連絡差し上げます。

抽選販売に御参加いただいても御購入いただけない場合が予想されます。
悪しからずご了承下さい。

抽選販売をご希望の場合は
下記のメールアドレスへ宜しくお願い致します。
handmade@sumlures.co.jp

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サムルアーズショップ販売カラー


ブラックフィッシュOB・アユ・オレンジYB

抽選販売カラー


ブラックフィッシュ・アユYB・イエロー

サム山岡の一言

久し振りのF8.5の制作、最初のモデルはアバロンチップになりました。
アバロンチップとアルミ張りの手間の掛かりは同じくらいだと思います。
ルアー制作が好きな方は一度制作してみてください。
当然セルロースのみで。

朝靄の立ちこめる水面にルアーをキャスとする。
着水後のワンアクション目に岩魚が・・・とか、

陸から狙うアユの回遊期〜産卵接岸時。
超早巻きにシャローでガツン・・・とか。

カラーに関しては、楽しい釣りをする為に新色も追加しました。

ブラックフィッシュカラーは
言わずと知れたアバロンチップバージョンの定番カラー。
地味ですが最もアバロンチップの輝きを生かしています。
魚もちゃんと見てると思うけど。

下地アルミ張りアユカラーは2色は
アルミの上にそれぞれ異なる色彩を施しています。
ホワイトベリーはクリアーイエロー。
イエローベリーはクリアーオレンジ。

オレンジ及びイエローは
薄暮時、雨の時、濁りの時の視認性は◎です。