2008/9/11
F8.5 落ち鮎


もうそろそろ琵琶湖の鮎達も色付く頃・・・
2008年に於けるサム山岡ハンドメイドのスペシャルカラー“落ち鮎”シリーズも
今回でようやく最終章を迎える見通しです。

そして最後に落ち鮎の衣をまとって登場するのは、
サム山岡の制作するミノーとしては珍しい、細身のボディーが特徴の“F8.5”!!
再制作したこのモデルでは、未だアルミ張りが発表されていない段階での
このスペシャルカラーの登場!!

アルミ張りの仕様は表張りと裏張りの2パターン。
前回に制作&発売したアバロンチップバージョンとはガラリと雰囲気も異なります。
アルミ張りバージョンの“F8.5”はボディーラインのシャープさを際立たせ、
リアルハンドメイドならではの魅力が溢れています。

スイムテストも既に完了していますが、
落ち鮎の衣を纏ったその泳ぎはスリムミノーならではのしなやかな動きでリアル感も倍増。
トゥイッチアクションに於いてもレスポンスが良好で体制の立て直し素早く、
操作するアングラーの気持ちも高ぶらせてくれます。

2008年落ち鮎3兄弟

では先に発売された“落ち鮎カラー”2アイテムとちょっと比べてみましょう。
下の写真の奥は“LDF-80”がボディーの落ち鮎カラーですが、
やっぱりボリュームは大違い(全長はLDF-80が短い)。
写真ではわかりにくいですが、琵琶湖で秋に接岸して産卵するアユのボリュームからすると
やっぱり“F8.5”の方が類似しているのか?
顔の形だって一層アユっぽいですから。

下の写真の中央は先日発表した“Diving sum 70”落ち鮎カラー。
この3本が揃っているとその時々のカラーリングの違いも見られて面白いです。

ちなみに今回のカラーリングの具合はと言うと、
“LDF-80”と“Diving sum 70”の中間くらいか落ち鮎度合いかな?
何故そうなったかは、やっぱり気まぐれにサム山岡が塗装したから?でしょうね。

どうせなら秋に使いたい

さて、この秋この“F8.5 落ち鮎”をひっさげてどんな釣りをすべきか?

琵琶湖に流れ込む河川の河口付近やビーチで
逃げ惑うアユをイメージしてファーストリトリーブ?
それとも日暮れ後にデッドスローリトリーブで水面付近をユラユラ泳がせ
無警戒の落ち鮎を演出してみる?
いやいや、産卵直前のアユ食べたさに遡上するシーバス達を狙って
“F8.5 落ち鮎”で待ち伏せする?

え?秋の夜長は一杯のお酒とお気に入りの一曲、
そして“F8.5 落ち鮎”・・・

F8.5の謎

なんで“F8.5”のリングは大き目なのか?

誰からか質問をもらったと言う訳では全くもってないですが、
“F8.5”をお手持ちの方はそのリングの大きさに“なんで?”と思われたかも。
これには特別な理由がある訳でもないですが、
オールドサム時代に制作された“F8.5”が
全てこのサイズのリングを付けていたからなんです。

“F8.5”の場合、#3リングと#2リングの付け替えによって
浮き角度や動きに大きな影響を与えることはありません。
なので、どうせなら昔っぽく大きめのリングを付けといても良いかなと。
そんな単純な理由です。
“デカ過ぎるやろ!”って言う方は付け替えて下さい。

SPEC

Length : 約85mm
Weight : 約5.5g (リング、フック含まず)
Hook size : ♯8 標準(♯6使用可能)
Ring size : ♯3
ロッドアクション : ライトアクション
ライン : ナイロン10ポンド以下
接続 : スナップ接続を推奨
Price ¥11000-
(税込価格¥11550-)

“F8.5 限定 落ち鮎カラー”販売方法に関しまして

こちらの商品はサム山岡気まぐれ生産モデルとして
今回のみの限定発売(one-off limited)モデルとなります。

販売方法その壱(こちらの販売分は終了しました)

販売方法は約半分をサムルアーズショップにて先着順にて販売。
お一人様、各色一本、合計2本まで御購入可能となります。
(発売開始予定日は9/12)

申し訳御座いませんが抽選販売の受付は終了いたしました。

販売方法その弐

残りの約半分は前回“F8.5 ABALONE CHIP”同様に抽選によって販売させて頂きます。
お一人様、各色一本、合計2本までが御希望いただけます。
(抽選の受け付け期間は現在より9/16まで)

抽選を御希望の場合は下記のメールアドレス宛に
handmade@sumlures.co.jp
御希望カラー及び御希望本数と
御名前、御住所、電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい。

※サムルアーズショップと抽選の両方で御購入頂くことは出来ません。

サム山岡の一言

これで落ち鮎の時期までに3タイプできたぞ。
魚はこのルアー達を見て、まさか騙されんやろと思うけど、
ひょっとして人間みたいに騙される奴がいるかもしれん。
どれくらい騙される奴がいるか是非試してみたい。
落ち鮎カラーのルアーをセルロースのみで作るのは手間が掛かりますが面白かった。
しかし来年はもう作りまへん。
懲りた訳ではおへんで。