2009/1/21
A NEW TYPE "F90"


御注文数が予定数を上回りました。
大変申し訳御座いませんが、

"F90"の御注文受付は終了させて頂きました。

2009年1発目のサム山岡ハンドメイドは本日発表!!
この春のビッグバス&大型トラウトを見据えての、復刻ではない?新作ミノーです!!

その名称はシンプルに(オールド感もありつつ)“F90”とする事に。

まずはそのボディー形状を下の写真(小さいですけど・・・)で御覧下さい。

サム山岡ハンドメイドが復活して以来
ミノータイプは3アイテムをリリースしてきましたが、
御覧の通りこれまでとは異なったボディーフォルム・・・
と、やっぱり上の写真だけではちょっと解り辛いので下の比較写真を御覧下さい。

小さい方のミノーがLDF-80です。
長さこそ10ミリ違いますが、そのボリュームは2倍は有ろうかと言うくらい。
サイドも LDF-80がフラット気味なのに対して“F90”はかなり丸みを帯びています。


さてこの新作が一体全体どのようなコンセプトを秘めているのか・・・
解りますか?
まぁこれだけの情報では解りっこないです。
それは何故かと言うと、現時点での理想型として、
この“F90”がつい最近完成した訳で、
この文章を書いてる人間ですらイメージを膨らませながら
制作者であるサム山岡本人の解説を聞いて理解を進めているからです。

ただ、はっきりしているのは
制作者のサム山岡はかなり以前からこのモデルのコンセプトを構築していた事です。
では過去に遡って御覧頂きましょう。

まずは6年半ほど前のモデルから

手前のホワイトアユカラー。
2002年に制作されていた仮名“サミング85”。
インジェクション化を計画してこの名が付けられたのではありません。
何故ならこの時既にこのミノーが特殊なセッティングで作られていたからです。
とても量産には向いていなかったからと言えるでしょう。


(手前が“サミング85”重量があり浮力は弱く、リトリーブアクションも弱い)

でもそのコンセプトを生かし切らずとも魚は釣れてたりしますが・・・


(2002年12月琵琶湖)

この年が今回のモデルに発展する以前としては
最も多くのテストサンプルを制作した時期だったと言えます。
ボディー形状やウェイト設定などを様々セッティングし、
試行錯誤を繰り返していました。

リップの角度や取付位置、大きさなどにも変化を加えているのは勿論、
ヘッド形状や体高などにも違いが見受けられます。

では果たしてこの時点目指していた理想のモデルが完成したのか?
その結果を制作者本人が体感できたのは、実は昨年(2008年)の春だったのです。

サム山岡の一言 その壱

作る気(発売予定)がないのに、使って釣れると困る?
しかし、時々テストの為に以前に制作したルアーで実釣を行い、
次の制作に生かします。
昨年の春に今回発売のF90のプロトを使っていますが、
少しイメージが異なるので改良の必要がありました。
それはどういう事か。

更に遡る事にしましょう。
実は“F90”のコンセプトの原型になるのはこちらのオールドサムモデルです。
はっきり言って全く形状が異なる、どちらかと言うとスリムタイプミノー。
当時の製品名は(F9.5)。
重量は約9グラムでこのサイズのミノーとしてはかなり重量があり、
中にはスローシンキングタイプもあります。


(F9.5)

そして下の写真はその後に作られた新型のF9.5N。
顔の形状が異なる以外にウェイトの設定も若干異なります。


(F9.5N)

中にはかなり年季の入ったこんなモデルも・・・
こちらは現在唯一発見できたF9.5のアワビ粉バージョン。
サム山岡が好んで制作してみたのか?テストモデルだったのか?
時代を感じさせるサビの入ったフックには、
十数年前にサム山岡によって釣り上げられたバスの肉片が残っており、
それを見た瞬間、頭に焼き付いている懐かしき日々が目の前に浮かびました。


(F9.5 アワビ粉)

F9.5とは

このミノーは主にスローフローティングの設定で制作され、
トゥイッチでの使用を中心に考えられています。
後方にウェイトを搭載しているだけあって、
細身でありながらも飛距離に優れています。
ただ、リトリーブアクションは弱く、
止水域でのレギュラーリトリーブ以下は得意としません。

F90とは

もはやF90の見た目にはかつてのモデルであるF9.5の面影はありません。
受け継がれた事があるのかと言うと・・・
それはそれぞれに異なりはするものの、想定されたシチュエーションに於ける
誘いのコンセプトとその個性的な使用感とでも言いましょうか。

特徴の詳細

まず、徐々にボリュームアップを計った理由は言うまでもないその飛距離アップ。
F9.5と同じく比較的後方にウェイトを搭載していますが、
F90は浮力を保ちつつその自重をかなりアップしています。

浮力をアップさせており、誘いを掛ける泳層が
F9.5と比べてより水面近くになっています。

浮き姿勢はF9.5と同様の後傾姿勢。
軽いトゥイッチでにも大きくヒラを打ちますが、
頭を下方に突っ込みすぎずに移動距離の短い誘いを掛けられます。

F9.5では決して得意としなかったリトリーブアクションですが、
F90は浮力に余裕がある為、ただ巻きアクションのレスポンスも幾分改善しました。
(止水域でのデッドスローはやはり苦手です。)

流水域でのアクションは適度で大型河川での使用にも向いています。
サクラマス、リバーシーバスなどに十分に対応でき、
LDF-80を遙かに凌ぐその飛距離が大きなメリットとなります。

サム山岡の一言 その弐

F9.5は本当に良く釣れたので良く使いました。
使用方法はカヌーからのキャスティングで、潜らしてのトゥイッチングでした。
この場合、ほとんど腹にガッチリと食い付くので気持ちがよろしい。
しかし今回のミノーは水面近くで釣る事を強く意識していますから、
浮力をサスペンドより当然強くしてあります。
着水の数秒後から軽く潜らせる事を根気よく繰り返してみて下さい。
初春から梅雨明けまでこの使い方は効果的でしょう。
特に春のデカバスやブラウン、大型岩魚には面白いと思います。
水温も上昇しますとベリーアイの前後に板オモリを貼り付けて
サスペンドチューンにすれば、一年を通じて使う事が出来ます。
トゥイッチング良しただ引き良しのミノーとなります。


(写真のウラには'1990 52cmと書かれていました。使用ルアーF9.5)

SPEC

Length : 約90mm
Weight : 約11.5g (リング、フック含まず)
Hook size : ♯6 標準(フロント♯4使用可能)
Ring size : ♯3
ロッドアクション : ライトアクション
ライン : ナイロン14ポンド以下
接続 : スナップ接続を推奨

スイムテスト済みにて納品

color

申し訳ありませんが、写真は全て参考カラーになります。
また、実際のカラーリングは写真と若干異なる場合が御座います。

NO PHOTO
裏張り銀黒OB
表張り金黒OB
表張りアユ
裏張りアユYB
NO PHOTO
裏張り金アユOB
表張りグリーンバックYB
表張りピンクバックタイガー
表張りチャートバックタイガー
表張りイワシ

御注文注意事項を御確認の上
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御注文は御遠慮下さいますようお願い致します。


御予約は必ずしも納品を保証するものではありません。
何卒、ご了承下さい。


御希望のカラーは上記の9色より選択して下さい。
今回の御予約では2本まで御注文頂けます。
同じカラー2本を御注文頂くことも可能です。


完成及び納品時期につきましては
2月下旬以降、完成次第に順次ご連絡差し上げます。


生産の都合上、
ご希望のカラーを改めて選択して頂く場合があります。


ハンドメイドルアーは仕上がりに於いて多少のムラがあります。
御理解頂ける方のみ御注文下さい。


製品にフックは含まれておりません。
リングはベリーとテールに装着済みです。


商品の発送は代金引換のみとなります。
代引き手数料、送料はご負担下さい。
代引き手数料を含む送料は以下の通りとなります。
北東北・南東北・北九州・南九州・・・・950円
北海道・・・・・・・・・・・・・・・1370円
沖縄・・・・・・・・・・・・・・・・1680円

その他の地域・・・・・・・・・・・・・850円


Price ¥10500-(税込み)


以前にサム山岡ハンドメイドシリーズの転売を目的とした御購入が確認されました場合には
御注文の受付をお断りする場合があります。


御注文は下記のメールアドレスへ宜しくお願い致します。
handmade@sumlures.co.jp

御注文数が予定数を上回りました。
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20年程前の懐かしき琵琶湖とサム山岡