2010/10/18
FRANK SUM CW


季節の遅れが幸いしました〜。
ようやく登場“フランクサムCW”です!!
本来のところ9月の末くらいか10月初めと考えていたんですが、
いつもの通りのいつもくらいの遅れです。

さて、フランクサムシリーズももう何作目でしょうか。


1990年台半ば制作のオリジナルモデル

オールドモデル(まだ無名)に始まり復刻モデルとしての“フランクサム”登場。
(※過去関連記事は現在もサムルアーズニュースに多数掲載されています。)
続いてはウッドバージョン“ウッドフランク”。
更にはコラボモデル“ウッドフランク西田塗り”。
そしてサム山岡ペイントモデルの“ROUGAN”や“アバロンチップバグ”。
昨年は“フランクサム65”の他、
トラウト用ペンシルとして“フランクサムマイクロ”。

それぞれに特徴があって見た目の違い以外にも
動きの違いや対象魚違いまで。
様々なシーンで活躍して人気も高いシリーズでしたが・・・・

ただ唯一の弱点は全てに於いてちょっとお高い?

そうです、今回発売の“フランクサムCW”はこの弱点を大きく克服?改善?

取り敢えずは“フランクサムCW”を徹底検証。

今回はこの線で

ボディー形状はサム山岡が自ら削ったボディーを読み取り、再現しました。
形状の特徴は最も最近の“フランクサム65”が近く、オールドモデル的でもあります。

SPEC

Length : 70mm
Weight : 約11g
Hook size : ♯6標準
Ring size : ♯2
ロッドアクション : ライトアクション
ライン : ナイロン16ポンド以下
接続 : スナップ接続を推奨

価格 : ¥2205-(税込み)

気になる性能

“値段が安くなってもその分動きが悪くなってるんじゃ?”

バルサモデルやウッドモデルをお持ちの方で実釣で御使用の場合はご存知でしょうが、
バルサモデルはクイックでウッドモデルはスローな特徴があります。
基本的にタイトなドッグウォークやダイヴィングアクション等の出来る事はほぼ同じですが、
使う側のリズムに合う合わないがあるでしょう。

では“フランクサムCW”はと言うと
はっきり申しまして、かなりクイック(バルサ)寄りと言えます!

バルサモデルの動きが好きな方やレスポンス重視のアングラーには最適です。
操作地点(アングラー)からルアーまでの距離がかなりあったとしても、
この“フランクサムCW”のレスポンスが貴方の意思をかなり忠実に表現してくれます。

“まだペンシルベイトを上手く操れないなぁ”という方にも非常にオススメ。
きっと貴方のタイミングで動いてくれるでしょう。


(操作性で比較するなら最も扱いやすいのがフランクサムシリーズでしょう)

因みにアクションに至るまでの飛びに関してですが、
初めて御使用の場合、もうこれは“笑うしかない”と言うのは大げさかもしれませんが、
“自然と笑みが浮かぶ”ほどと言えます!

更に申せば、滅茶苦茶飛んだ後が大変です。
あまりにもタイトに動くだけあって、いつまで経っても“フランクサムCW”は帰ってきません。
ヨチヨチ歩きの子供が遠くにいるみたいです・・・
ある方が仰っていた“喰われませんように”って感じにもピッタリかもしれませんね!

color

今回の発売カラーは6色!
やはり初版はサム山岡らしいカラーリング4色を揃えたのと、
定番と言える人気カラーを2色を加えました。


バルサモデル、ウッドモデルでの実績カラー


どのアイテムでも実績のある定番カラー

サム山岡の一言

フランクサムはいつの間にいろいろ作りました。
僕も時々使いますが困るのは飛びすぎて、食う場所が遠い場合は回収に困るんです。
老眼で動きもよく見えないし、、、。
何処でも普通に釣れますが夜釣りも面白いでしょう。
胸で水を良く押すうえ、背中が凹んででいるので引き波が良く出ます。
ゆっくり引いて時々体を動かす。
移動しないで良く動くので楽です。
一度使ってみてください。
この季節なら間に合うでしょう。

最後に

これまで数多くのビッグフィッシュ虜にしたフランクサムシリーズですが、

“これからのシーズンでも釣れんのか?”と疑問お方もおられるでしょう。
確かに今年は秋の訪れが遅れていますが、
北の方や山間部野池はさすがに水温も下がっている事でしょう。
フィールドによっては確かに難しいでしょうが、
まだまだ南や西方面には“フランクサムCW”活躍の場が残っていると思われます。

で、琵琶湖ですが、
今はアユの産卵シーズンに被っていて普通に難しい。


FRANK SUM CW試作にて、夏場(2010.7.12・Y.Oさん)の50UP


何だかナマズにとってもイイみたい(2010.7.24・じゅんさん)こちらも試作にて

でもこの時期が過ぎてからこそがフランクサムシリーズの出番なのです。
10月から11月は、特に考えずとも表層で誘うのは難しい事ではないでしょう。
ただ、12月になると“一般的”には使わない・・・
確かに使う機会も少なくなります。
北からの風が強く吹き付ける日も多く、そう簡単には水面までは誘い出せません。
しかし、毎年の様に12月にも穏やかな日が週に一日くらいは訪れます。
この日こそが非常に狙い目です。

ポイントは何処でもという訳にはまいりません。(自分で捜しましょう)

狙い方は移動距離を短く、じっくりゆっくり根気よく。
(きっと貴方か想像しているよりも遙かに時間を掛けた釣りかもしれません)
フランクサムシリーズの得意とするところです。
飛距離が必要なポイントでも十分に狙えます。
そしてこんな結果につながる事もあるんです。


こんな天気が狙い目ですよ(2008.12.29・chiさん)ウッドフランクにて

FRANK SUM CW 発売開始は10月22日夕刻サムルアーズショップにて!!