2010/4/21
new minnow pop


御注文数が予定数を上回りました。
大変申し訳御座いませんが、

"minnow pop"の御注文受付は終了させて頂きました。

振り返る、サーフェイスミノー“minnow pop”とは

サム山岡と言えば“ファットペンシル”そんな時代だった頃に
人知れず存在したこのミノー。
(サム山岡ハンドメイドの存在を知っていた当時の一部の釣り人はその力を認識していたが)

特徴的な頭でっかちフォルム、何の為に?
今でこそ様々なルアーが存在し、違和感無く受け入れられる人もいるだろうが、
当時としてはかなり異質な形状をしたミノーであったと思う。

最初このルアーを糸に結んでもまず使い方が解らなかっただろう。
浮かしてみたらけっこう浮力も強いし、潜りも浅い。
ポッパーみたいに使うのか?それも間違いではない。
名前からしてもそうだし、実際に水面をポコンと出来る。


(1988年制作、サインはSumのみ)

しかしそれがこのルアーの真骨頂でない事は、サム山岡の手解きを受ければすぐに結果 として現れる。
“ウィードの際で小さく動かせ”
実際に試してみたその時の魚の反応は今でも鮮明に憶えている。
ファットペンシルを多用していた頃だったという事もあって、
“トップウォーターと言えばペンシルベイト!駄目なら諦める。”みたいな感覚だったか?
ウィード際をミノーで釣るという選択はあまりなかった様に記憶している。
(サム山岡はハンドメイドを制作し始める前から表層でミノーを使っていたが)

それからというもの“困った時”は必ず出番となっていた。
非常に地味だけど魚は釣れる・・・何故か釣れる。
竿先でチョンと小さなアクションを与えるだけでヒラを打ち、移動距離はすこぶる短い。

考えてみれば、ヘッドの形状や浮き姿勢、全てはこの為にデザインされていた訳だった。

一度二度のアクションで水面を割らなくても、絶え間なく繰り返していれば
ついには水面を割る事だってしばしば。

ミノーイングの中にもトップで使うというメソッドは存在しただろうが、
水面及び水面直下で釣る事に特化して、より効率的にデザインを施されたミノーは
無かったであろう。(今もないか?)


(今でも使用可能な歯形だらけのミノーポップ)

魚を知る

そして何より勉強になったのはバスを誘う事、いや魚を誘う事に於いてのアピールとは
その当時メディアで見せられていた大暴れするトップウォータープラグの誘い方とは
全く別物だったという事。
これこそがこの“minnow pop”の普遍の力を裏付けていると言える。

コトカスファミリー

そしてサムルアーズを立ち上げてからは、コトカスとコトカスミディアムをリリース。
きっと多くのユーザーがチョコチョコモガキアクションで大爆釣になるであろう・・・
しかしどっこい、そうは問屋が卸しませんよと。
その使い方の難しさ?からか一部のユーザーを除いて、どうも上手く生かし切れておられない様子。
もの凄く釣れるんですけどね〜

ならば

こんな事もあろうかと!という訳ではないけれど、
開発の段階で取り組んでいたのが表層デッドスローリトリーブに対応させる事。
尾をフラフラと振りながら水面を泳ぐだけの事だけれども、通常のミノーでは出来ない芸当だ。
表層デッドスローリトリーブの効果を広めるには時間は掛かったが、
これは簡単だった?のでどうも受け入れられやすかった様で、今も結果が出続けている。
バスなら冬季の一時期を除いての通年、シーバスやネイティブのイトウにまで効果 を発揮した。

“激しすぎないアピール”これこそが“minnow pop”から受け継がれた遺伝子だ。

サム山岡の一言

“ミノーポップは釣れすぎるから使うのを止めた”という言葉は聞いたことがない。
それくらい釣れる、釣れるから使うのを止められん。
やかましいルアーで運良くドスンとくるのも面白いが、まぁ続きませんわ。
使用の時は(コトカスもそうですが)くれぐれもロッドを選ぶようにお願い致します。
グラスはまず駄目です。
それでは御予約お待ちしております。


(サム山岡が4/20現在に製作中のアルミ張りアユカラー)

生まれ変わった

もはやオールドモデルが市場に登場する事もほとんど無いであろうが、
新しくなった“minnow pop”でオリジナルの魅力と共に歴史を感じ取ってもらいたい。
ちなみに今回、新たに制作した“minnow pop”はマイナーチェンジが施されている。

 

全長にして5ミリ、全幅にして0.5ミリ、少しファットな形状になった。
これはやや物足りなかった飛びを補強する為である。

動きに関しては、
リトリーブアクションは基本的にオールドモデルと大差無い静かな尻振り。
(ハンドメイドによりそれぞれ異なります)
モガキアクションは相変わらずの移動距離の短いヒラ打ちアクション。

ウブなバスも少なくなった今日この頃ですが、今でも十分な力を発揮してくれる事は間違いない。
インジェクションモデルでは不可能なその動き、
コトカスファミリーファンの貴方ならきっと満足してもらえる性能です。

SPEC

Length : 約75mm
Weight : 約6.5g (リング、フック含まず)
Hook size : ♯8 標準
Ring size : ♯2
ロッドアクション : ライトアクション
ライン : ナイロン14ポンド以下
接続 : スナップ接続を推奨

価格 : 円(税込み)
スイムテスト済みにて納品

Old model color

下の2枚の写真はオールドモデル。
アルミ張り仕様はオーソドックスな金黒や銀黒の他にブルーバックやバスカラー、ワカサギ系。
発見した中には赤目仕様も存在していました。
いくつかのカラーはオールドモデルの復刻カラーとしてラインナップに入ります。

多分ほとんど世に出ていないのがペイント仕様。
残っていた本数も大したこと無いですが、持ってる人は世の中に存在するのかな?
サンダー系タイガー模様は何故だかイエロー系とブラック系だけ。
でもホワイトアユだけはしっかりラインナップされてました。
復刻モデルではLDF70やF90でも制作したスペシャルアユカラーになります。

color

アルミ表張り銀黒
アルミ表張り金黒OB※
アルミ表張りバス
アルミ裏張りワカサギ※
アルミ表張りブルーバックYB※
アルミ表張りアユ※
アルミ裏張りアユYB※
ホワイトアユ※

※印は参考カラーになりますので、実際に制作されるカラーリングと若干異なる場合があります。

御注文注意事項を御確認の上
指定のメールアドレスへ御予約下さい。


御注文の際にはお名前、ご住所、お電話番号、 e-mailアドレスと
ご希望のカラー
をお忘れなく御記入下さい。


御予約後にキャンセルの可能性がある方は、
御注文は御遠慮下さいますようお願い致します。


御予約は必ずしも納品を保証するものではありません。
何卒、ご了承下さい。


御希望のカラーは2色より選択して下さい。
今回の御予約では2本まで御注文頂けます。
同じカラー2本を御注文頂くことも可能です。


完成及び納品時期につきましては
5月下旬以降、完成次第に順次ご連絡差し上げます。


生産の都合上、
ご希望のカラーを改めて選択して頂く場合があります。


ハンドメイドルアーは仕上がりに於いて多少のムラがあります。
御理解頂ける方のみ御注文下さい。


製品にフックは含まれておりません。
リングはベリーとテールに装着済みです。


商品の発送は代金引換のみとなります。
代引き手数料、送料はご負担下さい。
代引き手数料を含む送料は以下の通りとなります。
北東北・南東北・北九州・南九州・・・・950円
北海道・・・・・・・・・・・・・・・1370円
沖縄・・・・・・・・・・・・・・・・1680円

その他の地域・・・・・・・・・・・・・850円


Price アルミ張りアユカラー¥10000- (税込価格¥10500-)
その他のカラー¥9000- (税込価格¥9450-)


以前にサム山岡ハンドメイドシリーズの転売を目的とした御購入が確認されました場合、
また、キャンセル(発送後の不在による返送キャンセルを含む)をされました場合には
御注文の受付をお断りする場合があります。


御注文は下記のメールアドレスへ宜しくお願い致します。
handmade@sumlures.co.jp

御注文数が予定数を上回りました。
大変申し訳御座いませんが、

"minnow pop"の御注文受付は終了させて頂きました。

未定だけどもその内こんなのもリリースされるかもしれないですね。