2011/7/7
○秘登場


知る人ぞ知る○秘の正体遂に公開!

これまでに○秘としてレポートに登場した数々の実績は、
余りにも謎めき、期待感もさぞ大きな事だと想像しております。

どれ程までに画期的かつアングラーを新たな世界へと誘うアイテムなのか?!
そして期待はサムルアーズの歴史を知る古株メンバー達にとっても同じ事。
が、しかし・・・
たまに事務所に訪れる古株メンバー達がその正体を知った時の彼らの反応はと言えば。
“な〜んや・・・” のみ・・・の予想された当然結果でした。

まだご存じなく、期待でいっぱいの皆さんを裏切るつもりは毛頭御座いませんが、
実はその○秘というのがこちら。

Lipless suming-70SP(以下70SP省略)

今皆さんの反応がどのような状態なのか大変興味があるところではありますが・・・
もしかすると記憶に残っているというユーザーもおられるかもしれません。
実際にレポートコーナーにもsuming-70改など表記され登場していた場面も。
サム山岡のコメントにおいても
“リップの折れたサミングは・・・”(詳しくはサム山岡の一言にて)
といった内容を語っていたと記憶しています。

だから昔からのユーザーの方や古株さん達には使った経験のある人もおります。
バス以外にもリバーシーバスやサクラマス狙いが主だったと思われます。
バスの場合ではウィードの切れ目をゆっくり通したり、
川鱸の場合は漂わせるようにドリフトさせたり。
ただ、改造品である事もあって皆さん使用頻度は遠慮がちだったとではないでしょうか。
故に結果も特に目覚ましい訳でもなく、まさにサブのサブくらいの存在感&実績でした、
これまでは・・・

リリースに至る経緯

実際に色んな場面で試しており独特の使用感とある手度の集魚力を備えている事ははっきりしていました。
ただ、まだ多くの実績が無い=ユーザーの皆さんに納得して使ってもらえるだけの情報を提供出来ない。
例えば情報とは、こんな場面で、こんな使い方をしてといった感じに
御使用いただく皆さんが容易に想像出来る実釣イメージです。

それに加えて

リリースするにあたって最も難題として挙げられるのがLipless sumingの動き。
ウォブル&ロール、タイトに動く、移動距離が短い、波動等。
およそ考えられるアングラーの皆さんが“良い”と感じるであろうその動きを
このアイテムはほとんど持ち合わせていないんもんで・・・。
ご想像の通りこれはルアーを販売するにあたっては大きな弊害、そんな難儀なアイテムなのです。

2010-2011ウィンターシーズン

もしや?と思ったのは今年の冬。
皆さんのご記憶にも新しい琵琶湖“ビッグ”ウィンターゲーム。
業界関係者からも驚きの声が上がった?あのビッグフィッシュレポートの数々。
(業界関係者=ほとんど知らないんですがね)

スタッフである自分を含め、数多くのユーザーからお送りいただいた情報を拝見する中で、
これらの釣果を皮切りにLipless sumingのリリースに踏み切ろうという判断が下されました。
これまでと違い現状であれば多くのユーザーが間違いなく結果を残せるだろうし、
時と場合によってはあのサミング90CWを凌ぐ事もあり得るか・・・

ただ、シーズン的には既に短い春も終わり初夏を迎える頃の決断で、
今更あの時の条件では試せません。
これはどうしたものか・・・

バスに拘らず

さてこのアイテムのこれまでの実績と言えばバス及びリバーシーバス。
あと、釣れてはいないものの渓流魚が好反応。
他には無いかな?と自分でテスト出来る対象魚を考えたところ思い当たったのが
“キビレチヌ”。


(最近人気の魚の様です。ヒットルアーはサミング70SP)

これもこれまでにユーザーの皆さんが提供してくれたレポートを読ませて貰って、
やはりこの魚はイケルんではないかと。
“きっと漂わせるように泳がすだけでつっ突いてくるやろ〜と”
そしてこっそりゴールデンウィーク中に一度挑んだものの、
結果は干潮のピークと言う最悪の状況ながらバイト複数回。
釣れなかったけれども手応えは有り。

で、この時の結果から後ほど登場していただくあるユーザーさんに
“じゃあこれでキビレよろしく!”とご本人の意思は無視してサンプルモデル託します。

という事で多分キビレは心配無いが、やっぱり問題はバス。
バスのビッグフィッシュを釣らずしてLipless sumingは日の目を見る事は無かろう・・・
どうにもこうにも説得力が足らんのは間違いない。

5月12日琵琶湖(社員A)

正直なところそろそろ釣っておかなければ、と増水著しい琵琶湖湖西へ。
日中はポイントを絞れず、最後にここと決めた某流れ込みの夕刻。
Lipless sumingをメインに投げ続け、明るい内に1バイト。
この時何となく今夜はイケルかも・・・
そして最後の最後に流れ込みの沖で“コンッ”のバイト。

“エエ仕事したわ〜”との達成感に浸った帰路でした。

この時までの感じで言えば、
Lipless sumingの使い方(水面直下をデッドで巻いてくる)は
常に他よりも魚を惹きつけるとは言えないが、
デッドスローでかなり強力なコトカスシリーズやサミングシリーズで捕りきれない状況下でも
必ずその効果を発揮するはず。
それだけでこのアイテムは十分な役割を担うであろう・・・
サブで良いのだサブで・・・

が、それは思わぬ展開へと発展していく。

多魚種へ

先程サンプルモデルを手渡した方はというと、
もう最近のインパクトある活躍で皆さんもご存知でしょう。

こちらのじゅんさんですが、
お願いした“キビレチヌ”をあっさりと釣り上げてくれました。

これなんかも夜明けとは言え太陽の光を浴びる時間のキビレというのが嬉しい結果 。

じゅんさんの快進撃はそれだけに留まらず、
バレてしまったものの“長良マス”や “琵琶湖オオナマズ”なども次々にクリアー。
更に最近では密かに?お願いしていたシーバスもクリアー。


極めつけの淀川水系“モンスター級バス”

(もはや社員Aのグッジョブなど霞みまくってお話になりません・・・)

更にLipless sumingでの釣果はじゅんさんだけに留まらず・・・

協力
(石川さん、roboさん、サミングマサさん、宮城アングラーズヴィレッジ様、他)

価値ある真っ昼間の50UP

極めつけはサムルアーズ社長、サム山岡のおっちゃん

サム山岡の一言

始めに、今回のリップレスミノーの釣果をたたき出して頂いた皆様“ご協力ありがとうございました”。
このルアーを使えば誰でも釣れると言う訳にはまいりませんが、
特に難しい技を必要とする事もありません。
その事は僕が先日証明いたしましたので御納得のはずです。
以前にサミングのリップが折れたという言葉が釣果報告にあり、
“リップの折れたサミングは残しておいて下さい”と申しました。
そうです、リップレスミノーとして蘇らしてもらう為でありました。
このルアーはただ巻では弱い動きですが、
リップが無いので制御がきかず竿先の動きに良く反応します。
大雑把に言えば昼間の明るい内は早く、夜は遅くですが例外がある事もご承知下さい。
フィッシュイーターの持つ側線器官は 非常に優れているようで、弱い振動にも良く反応します。
琵琶湖の場合このルアーで の爆発は9月中旬から早春まで続くものと思っています。

しかしこうまで結果が付いてくるとLipless sumingをサブ扱いするのももったいない。
ただ、このアイテムが誰にとっても相性が良いかどうかと言えば、
全く肌に合わないアングラーも居られるでしょう。
サスペンドに近い比重、それに加えてリップが無い為に水の動きの捉えにくい。
太めのナイロンラインを使いデッドスローで引いてくれば、
それはルアーが付いていないかの様に感じる方もおられるでしょう。

今更ですが、これってもしかして“I字系”か?

あるショップの方との話でこのLipless sumingを説明したところ
“I字系ですか?”(ショップさん)
“ん〜・・・”(社員A)
無知で申し訳ないですが、最近調べましたところ。
確かに業界で“I字系”と言えばおよそこういった動きで釣るもの様であります。

“単なるI字系”との見解も納得できます

ただ、これまでの皆さんの結果からして、
Lipless sumingは様々なシチュエーションでの使用が可能であると同時に、
ユーザーそれぞれのアクションの加え方などにより、
I字系という枠にとらわれない様々な可能性を秘めている様に感じられます。

例えば流水域でこいつを使えば、リップ付きミノーのでは出し得ない泳ぎを見せてくれるし、
止水域においてもロッドティップから伝わるアングラーの意思にも機敏に反応。
これは重心位置が中央に据えられている事から方向転換がクイックで、
タックルや腕にもよりますがシンキングペンシル的に操作する事も可能です。

琵琶湖なら夏も面白いが本格的なシーズンは秋以降だろう

具体的な結果と使用方法はこれからのレポートコーナーで紹介していけると思いますが、
やっぱり魅力的なのは風の吹く中での使用。
フラッシュバックやフライサムとまでは飛距離が稼げないので、
比較的近場のウィードエッジなどを攻めるのが良いでしょう。
リップが無い分キャスタビリティーに優れていますので
スピニングタックルであれば飛距離の問題はかなり解消するでしょう。

最後に

Lipless suming内部の仕様はsuming-70SPの仕様と変わりありません。
気に入ったカラーが無い場合や緊急事態にはsuming-70SPのリップを削り落とす事で
同じの性能(ベリーのフックを交換する必要はあります)のLipless sumingを制作できます。

また、suming-70F及びsuming-70Sのリップレス仕様に関しましては・・・
せっかくですので、ご自身のご判断においてお試し下さい!

Lipless suming-70SP SPEC

Length : 68mm
Weight : 6.9g
Price : \1575-(税込み)

そして気になる発売開始は
なんと “サムルアーズショップにて只今発売中!!”となっております!

期待と不安がいっぱい“Lipless suming”の可能性は貴方次第、お〜恐!