2011/9/15
LLS70SP落鮎
さて琵琶湖も9月末頃から
アユ達が産卵を目前に控えて接岸し始める時期ですが、
ここでタイムリーにもリリースされるのが
リップレスサミング70“SP”の秋限定
“落鮎カラー”
既にレポートコーナーでも登場している訳ですから
今更こんな説明も不要かと思いますが、
率直に申しまして落鮎の時期に落鮎カラーだから釣れるという事もないですし、
落鮎の時期でなくても関係なく釣れます(先日のレポートでも)。
ただ、落鮎のシーズンに入って何かの条件が揃えば、
特に釣果が伸びる様な事もあり得るかもです!
人間にとってやや見栄えが悪い暗め&渋めカラーの実力は
釣り人の想像以上に効果的な場合があります。
そんでもって今回のリリースの落鮎カラーはこの二色!
ホログラムオチアユ&オチアユクリアー
う〜ん、見ため的には確かに釣れそうだし、
バスやシーバスの口元に付いていたら写真の見栄えも良さそうです。
とまぁここまでを御覧頂くと単なるニューカラー発表な訳ですが・・・
実はこの内容をニュースでお知らせするつもりは無かったんです。
そうここからが今回のニュースの核心となります。
あら?
到着した製品の出来栄えに満足しつつ、写真撮影の準備をしようと
オチアユクリアーを透かして眺めてみると・・・
“玉(エラ後ろ)入ってないやん?!、マジかよ!”
焦って他のも見ると
“あれ?これ入ってるやん!、あれれ?これ入ってないやん!”
入り乱れております・・・
結局のところ社長と全てを検品、
今回生産した落ち鮎カラーの一部がフローティングだと判明。
どうやら組み立て屋さんが入れそこなっていたらしいです。
元々は
さてどうしたものか。
思い返してみれば最初に作ったリップレスサミングはフローティングモデルでした。
ただその後、サム山岡が調整してF&SP&Sのそれぞれを制作。
フィールド条件に合わせてそれぞれを使ってきましたが、
現在のところ最も汎用性が高いのはSP仕様だろうと考え、
最初にリリースされたのが“Lipless
suming-70SP”だった訳です。
制作者側から想像するに、
多分今後も必要とされ続け汎用性が高いモデルはSP仕様でしょう。
余程の事がない限りF仕様は生産を行わないでしょう。
どうしても必要な場合はフローティングモデルを改良すれば良いわけですしね。
でもイレギュラーに予期せず登場した
この“Lipless suming-70F”をこのまま人知れず廃棄するわけにもいきません。
よって今回は恥を忍んで堂々と(どっちやねん)サムルアーズショップにて発売致します。
因みにフローティングモデルの特徴として挙げられるのが、
まずリトリーブの際の泳層。
デッドスローで水面、スローで水面直下、レギュラーで水面下10センチ前後。
これは標準フック、ナイロン14ポンド、スナップ接続という使用条件です。
ヘッドに水を受けてというのもありますが、
水面下に沈み込んだラインに引っ張られて潜っているという事もあります。
改めてイメージすると
SPモデルに比べての利点はまず第一に表層で使えるという事。
ウィードの濃いポイントや水面直下に障害物があるなど、
水平浮きの表層系でしか通せないポイントが狙え、
そういったポイントで止める事が出来る。
また、ナイトのデッドスローを例に挙げると
どうしても沈み込むSP仕様と異なり、
完全に表層で誘う事が出来ます。
同クラスではコトカスが比較対照となりますが、
表層で尻を振るコトカスと振らないリップレスサミング70F。
多分異なる結果が出ると予想しています。
第二にノーマルの浮力を生かしたチューニングが可能であるという事。
やや細軸のノーマルフックから太軸のフックに交換した際、
SP仕様はスローシンキングへと変わるでしょう。
しかしながらF仕様の場合は太軸フックへ変更した場合でも
必要量のウェイト追加によってサスペンドチューンが可能になります。
FはSPに出来てもSPをFには出来ないという事です。
(正確にはし辛い、かな?)
ん?なんだか自分で書いていてフローティングモデルも魅力的に感じてきたぞ・・・
いやいや、取り敢えずは今回のイレギュラー的に誕生してしまったF仕様は
今回のみの発売となります、余程の事でも起きない限り!
(余程の事が何処かで起きたらとそれはそれで嬉しい話ではありますけど・・・ )
※オチアユクリアーカラーはエラ後ろのウェイトの有無で区別できますが、
ホログラムオチアユカラーは見た目にFとSPの区別が付きません。
何卒ご了承ください。
これにより今回のF仕様の販売価格は1470円(税込み)とさせて頂きます。
そして気になるリリースは!
SP仕様&F仕様共に本日既にサムルアーズショップにて発売中!!
(取扱店様へのF仕様納品は今のところ未定です)