1985〜1986

雄琴でよく出会ったN氏が
「ラパラには勝てませんよ」と言っていました。
私は腹の中で「ラパラかてヘドンかて人間やないか
ラパラがええんやったらラパラ使え。」
作りながら「ギブアップ・アップするな!」
と思っていた時代のルアー達です。


 

アルミ張りミノープラグの初期の物で
何故か使ったことなし。
サスペンドに近い状態で浮きます。
後年サスペンドミノー威力を知ったのですが
この頃はアンダーウォーターの釣りが
今でも上手いとは云えませんが
自信がなかった。
リターダーを知らなかったので
くもってしまった。

アルミ張りミノープラグの初期型のMサイズ

雄琴でよく出会ったN氏に
「山岡さんルアー作り勝負しません?」
と言われた当時に制作した物で
反射を考えてレーベルミノーの真似してみたり
エラの部分に赤を入れてみたりしました。

これは何匹か釣りました。
鱗模様も側線もこの頃は手書き。
手が込んでる。

弾丸のようによー飛びます。
名鉄マリーナ横の天神川で一匹釣りました。
ペンシルの方が何となく好きなもので
一匹釣って使うのをやめました。
これもくもっている。

ファットペンシルを作る前
これでようけ(たくさん)釣りました。
知人もようけ釣りました。

この当時ルアーメイキングという本
平本さんや泉さんの作品の作り方が載っている本が
出版されていたので買いました。
随分勉強になりました。
平本さん、泉さん、その他の人
どうも有り難うございました。
上手くできないので
せめて同じくらい釣れるルアーを作ろうと
今までやってこられましたが
比較する物持ってないんです。
泉さんのジグ一本だけ。
上の写真のルアーで釣れたことあります。

N氏にこれあげたんですが
シーバスを釣ったらしい。
動きが大きくはまると釣れるかもしれんけど
自分としては好きになれんかった。
他に自分の考えに会わないところもあるし。

このミノーで型のいいの釣ったんですが
トゥイッチをくれてやると
大きくダートするんです。
自分の想像している場所と違う場所に浮いてくる。
それで使うのをやめました。
このルアーの動きによって
それからのミノーに大きな影響を与えられました。
正確な動きと安定
軽いトゥイッチでの反応などなど。
現在世の中に出まわっているミノーの
うたい文句と違っているかもしれない。

ファットペンシル最初期タイプ。
数本作りました。
これで、雑誌フィッシングの取材の時
N氏とプロショップのO氏、もう一人の3人で
南湖に出かけ
50cmを筆頭に入れ食ったらしい。
N氏がファットペンシルで
O氏が写真6枚目のペンシル。
もう一人はこのルアーを持っていないので
泣いたらしい。
この時、ヒットルアーが
ザラゴッサとファットペンシルで
他のトップルアーは駄目っだたらしい。
それで自分も使ってみました。
その年はオリザラのみを使っていたのですが
噂の通りには釣れず
ファットペンシルに変え見て
食い方が全然違ってしまって
はまりました。
只、オリザラの名誉のために申し上げておきますが
ザラは素晴らしく良いルアーです。
私の腕が悪かったんでしょう。
持ってないので動かしたことはないのですが
スーパースプーク、あれは怪しい。
気が向いたら
今度買って泳がしてみます。