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FRANK SUM collaboration colors

2023年コロナ明けのフィッシングショーOSAKA、続いて西日本釣り博でも参考出品したコラボレーションカラー。

いずれのフィッシングショーでもアングラーの皆さんから沢山の反響を頂きました。

バスアングラーは勿論ですが、印象的だったのはソルト系アングラーの皆さん。

「ルアーってこんなに面白いカラールアーがあるんだ?!」とか「こんなルアーを車とか部屋に飾っておきたい」との声

それも納得、近年は遊び心やオリジナリティーの際立つルアーが日に日に減りつつあると感じます。

バスフィッシングとはその昔、デザインやカラーリングの魅力に心を奪われつつ、記憶に残る一尾との出会いを夢見たのものです。

今回の企画は、そんな古き良き時代の心を受け継いだ代表的な3ブランドとのコラボレーションだと思っています。

2022年の夏、京都の百貨店にて展示会をされていた津波ルアーズの元木氏とストックルアーズの濱村氏に会いに行き、僕は両ブランドのルアーを眺めつつ、一緒に何か出来たらエエですね~と・・・その時既にフランクサムがいけるのではないか!?の構想が勝手に浮上

そして、翌年のフィッシングショーOSAKA2023出展が決定した時点で、両氏にコラボカラーをサムルアーズのブースで参考出品したいので何本か塗ってもらえないだろうかと依頼。

まだその時点では製品化は考えてはおらず、先ずはフィッシングショーに足を運んでくれるユーザーさん達に何か面白いものを見せたいというのが第一の目的でした。

忙しい中、快く引き受けてくれたお二方、その時に塗装してもらったのがこちら。

それぞれのらしさが表現されたアイテム達。(ストックルアーズカラーは目玉修正済み含む)

年が明けて2023年のフィッシングショーOSAKA。来場者の反応が気になるところだが、「エエ!?こことコラボするんや!」といった様に意外だと思われたアングラーもいて上々の手応えを感じ、この企画は間違い無く成功だったのだろうと。また、体調不良でフィッシングショーを欠席となっていた元木氏の津波ルアーズブースでも“コラボカラーは一際目を引いていた”との話も聞けた。

この結果を受けて早速、コラボ実現へ向けて始動。が、まだ経験した事の無い課題が幾つも存在するのであった・・・

フランクサムを生産している工場は中国にあるのですが、この工場は非常に塗装技術が高い工場で、これまでにも日本の工場では難しいカラーも難なくクリアーしてくれていますが。

津波ルアーズカラーのオリジナルは個性的な絵柄の魅力が生命線。元木氏が自ら塗装したオリジナルを忠実に再現しようと、工場に指示するデータ制作にもかなりの時間を要しましたが、出来上がったサンプルを見た時に“もしかしてこの企画無理?”と落胆した事も。しかし向こうもプロですね、最終的には量産品のレベルではあるものの元木氏にも納得してもらえるレベルに仕上げてくれました。

スカルの背骨模様やミントの背中のネイティブ柄は可能な限りオリジナルを再現するために左右非対称、骨模様はオリジナルと同じく蓄光グローで、サインもリアルだ。

苦労の甲斐あって自分としては結構な自信作です(工場の技術力とも言うが・・・)

そしてストックルアーズカラーはと言うと

最初に濱村氏が送ってもらったのはフィッシングショーOSAKA2023に展示した写真二つ上の3カラーだったのですが、こちらの要望により最もオリジナル感が強いクリームカビと少しイメージを発展させたミラープレートバージョンのカビカラー、加えてストックルアーズでも定番のマズメ!

本来カビカラーはピースで一つ一つのカビを描くのですが、流石に大量生産品では技術と価格に無理がある。さてどうするかであるが、これはこの工場が得意とするカラープリントにて再現。濱村氏が実際に吹き付けてくれたサンプルをコピーしてのデータ制作&プリント。ぱっと見はオリジナルにかなり近づけたと思います。

また、もう一点特筆すべきは3Dアイの仕様。この目玉の出来次第で仕上がりが左右される重要なポイント。

(写真上は濱村氏によるポッテイング)
今回はストックルアーズカラー用に3Dアイも制作し、よりストックルアーズの世界観が表現出来たと自負しています。

さて最後はゴーフィッシュカラーについて

コラボをさせてもらうのなら外せないのがGPカラー。2023年の西日本釣り博展示用として武田栄氏に急遽展示許可をお願いした事もあり、最初のサンプルカラーはFat sum GPで製品化した3カラーでしたが、製品化させてもらったのは2024年のフィッシングショーOSAKAにて展示した3カラー。ゴーフィッシュ社とのコラボに新色が欲しかったのと、視認性を重視したカラーを展開したかったのです。と言うのも近年フランクサムユーザーに多いのがチヌ狙い。2024年のフィッシングショーOSAKAではお話ししたフランクサムユーザーの半数以上が、チヌトップ用としてご使用との事でした。沈み気味の立ち姿勢であるフランクサムは少し波立つと、どうしても見失いがちなので特に実用を重視したカラーセレクトとなった訳です。

結果的に3ブランドの持ち味が上手く表現出来たラインナップになったと思います。

本来は5月中旬のリリースを予定してアナウンスも行っておりましたが、中国工場の工員問題に始まり、最後は貨物船行方不明?による港での積み荷滞留・・・大変お待たせを致しました。

只、幸いな事に今はシーズン真っ盛り、バスもシーバスもチヌも大型トラウトも狙えるフランクサム。今シーズンもコラボカラーがしっかり働いてくれると思います。

尚、今回の記念すべきコラボレーションカラー9カラーはワンオフリミテッドとなりますので、再生産の予定は御座いません。お気に入りのカラーは是非とも早期にお買い求め下さいます様、お願い致します。

販売開始は間も無く、各ブランドからもアナウンスがあるかと思いますので、今しばらくお待ち下さい。

FRANK SUM 参考釣果写真

近年の筆頭は魚種はやっぱりチヌかと思います

ボーターの方にもご愛用のユーザーがおられます

意外に効果的なのは中〜大型のトラウトだったり

移動距離が短いのでアップに投げても操作しやすく、際撃ちにも最適

キャストコントロールもし易く幅広いシチュエーションに対応します

レポートコーナーにご投稿下さいます場合はemailまで釣果 写真を添えてお送り下さい。

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