2018新作はSUM VIBration New Modelから発進!
それにしても今年は寒かったです。
厳寒期の定番、琵琶湖ナイトにも出掛けたいところでしたが、
道中は危険を伴い、いざ釣り始めたとしても、
まず間違いなくガイドが凍って、まともに釣りも出来なかったでしょう。
記録級も狙える趣のある季節なんですけど、こればっかりは。
そんなぼやきはさておき、お久しぶりの新作発表となります!
当初の予定では昨年末からのリリースだったのですが、
年を越して二ヶ月以上も経ってしまいました。
しかしながら、考えようによってはこの時期で良かったのかもしれません。
今回発表するアイテム達が活躍してくれるのは正にこれからですから。
SUM VIBration 15G
もうレポートコーナーでは何度も登場しているので皆さんもご存じでしょう。
SUM VIBrationの15グラムクラスのリリースです。
現行のSUM VIBシリーズとはウェイトの仕様が異なり金型も新たに制作。
ボディー前方に専用のメインウェイトを配置した事により、
自重15グラム超えを可能にしました。
発泡樹脂モデルではかなり以前に登場していたSUM VIB 15Gタイプですが、
インジェクション化によりアイテム毎の個体差も無く、
様々な面で安定感を生み出してくれました。
このNew SUM VIBration 15Gならではの性能や使用感は、
幅広い対象魚とフィールドにて力を発揮してくれると確信しています。
15GはSUM VIBシリーズでは最も重いモデルになりますが、
世の中に存在するバイブレーションプラグの中では
平均的な比重ではないでしょうか。
キャスタビリティーに関しては他のサムバイブシリーズと比べて
当然のアドバンテージがあり射程圏が拡大します。
と同時にカウントダウンのスピードも速くなり、
得意とするレンジは深くなってきます。
この点においてはフィールドの条件や対象魚により良し悪しが有り、
ユーザーさんには適材適所で使って頂く事を期待します。
湖西において15Gは
多くの湖西エリア、特に浜の釣りおいてオーバーウェイト感は否めません。
これは実際に使ってみての正直なところです。
只、条件によって必要になるアイテムである事も間違いないのです。
例えば河口付近の急深なポイントや足場が高いポイント。
気象条件で言えば向かい風、横風の強風下であったり、
どうしても飛距離が必要な沖のポイントを狙う場合など、
15Gに頼らざるを得ない機会に遭遇するでしょう。
フォールの速さに関しても他のモデルとの差が明確にあり、
魚の活性によっては15Gがベストな場合もあるでしょう。
リフト&フォール
昨年末にサンプルモデルにてMッチさんが釣り上げてくれた50UPは、
底付近のリフト&フォールで誘いをかけた結果の様ですが、
冬期から春にかけてはこの様な使い方も有効になります。
(※底付近の釣りはルアーをロストのリスクも伴いますので
Mッチさんの様なフックの変更を推奨致します)
底付近のリフト&フォールに関しては、
現行の13Gと15Gを比べると15G方が
リフト時の立ち上がり(手元に伝わる振動)が良く、
これが実際の釣果に結びつくかは明らかではありませんが、
アングラーに安心感をもたらしてくれるのは確かです。
実は今回の金型ではウェイトの仕様変更以外に
水受け面のエッジを現行モデルよりも立てるという変更も行っていますので
この変更による効果も加わっていると思われます。
現行の3モデル(75F,SS,13G)のリトリーブ時に
今一つ手元へのバイブレーションを感じ取れず、
使用感に物足りなさを感じていた方には心地良いかもしれません。
これまで以上にターゲットを広げたい
15Gをリリースする目的は更に幅広く魚を追い求めたいからに他なりません。
上記しました様に現行モデルで最も重い13Gに比べてアドバンテージとなるのは、
“飛距離と高い比重”
このアドバンテージを生かして好結果に結びつくであろうシーンは、
ソルトウォーターや強く深い流れの流水域等。
中でもスタッフがどうしても狙いたかった魚種と言えば太刀魚。
飛距離とタナ、そして釣り場の足場からして、
15Gが完成したら必ず釣行に出掛けたいと思っていました。
結果は太刀魚釣りがほぼ未経験だった僕でもイメージ通りの反応が得られましたし、
太刀魚釣りの定番、ワインド釣法のアングラーと並んで釣っていても
全く後れを取らなかったと感じました。
使い方はあれこれアクション付けるよりも只巻きに軍配が上がりましたし、
特に15Gは使いやすかった事が印象的でした。
今年は必ずやドラゴン級を陸から15Gで釣り上げたいものです。
そして、今年はかなり力を注ぐつもりであるサクラマス。
昨年僅か一尾ではあるものの13Gでスタッフ自ら結果を出し、
その数日後には全く同じ使い方でyou-youさんが
決定的?な一尾を釣り上げてくれました。
九頭竜川というフィールドにおいては
多くのポイント(状況を含む)が13Gでカバー出来ると考えますが、
狙いきれない流れがあったのも事実です。
その原因は比重です。
深く押しが強い大きな瀬で、13Gは狙いたいタナに到達出来ませんでした。
やはり必要だったのは15G。
長らくレポートコーナーにお付き合い頂いている読者さんは
憶えていらっしゃるかもしれませんが、
2010年には旧SUM VIB 15Gにて1本ですが結果を残しております。
この翌週にも一尾をバラしており、
その深い瀬に15Gが適材である事が明らかでした。
この経験からも今年の釣行は楽しみでなりません。
素早くタナまで落とし込み効率的な誘いを仕掛ける・・・
ミノーでは到底不可能なメソッドとして確立させたいと考えます。
そしてもう一魚種、忘れてはならない?のがイトウ。
こちらも毎年恒例、T.Oさんの努力の賜物?ですよね。現行の3アイテムでも既に結果は出ているんですが、
15Gも有るに超した事は無いでしょう。
昨年秋も豪快に15Gで何本も釣ってくれました。
SUM VIBration 15G SPEC
Length : 75mm
Weight : 15.4g(ノーマルカラー)
HooK :#6
Price : ¥1,700-&¥1,400-
手前2カラーはサムバイブシリーズの新色。
ブルーギルカラーはカラーリングに変更も加えてグレードアップ!
もう一つの New SUM VIBration
そうなんですよね、折角なんで同じボディーでもう1タイプ作ってみました。
サムルアーズらしいですかね・・・
その名も
SUM VIBration 13GD
何じゃそら?
前方のメインウェイトは15Gと同じ仕様でありますが、
後方ウェイトの搭載数が異なります。
自重は約13.5gで現行の13Gとは約1グラム差になります。
13Gと13GD、両者とも割り切りにくい微妙な自重・・・
14Gにするか?とも考えましたが、それもどうやろ?
敢えて“何じゃそら?”と思われそうな13GDにしました。
ならばDって何なの?ですが、
同じ13グラム付近であっても比重が違い重心や姿勢も異なる。
若干ではあるが同じリトリーブであれば、より深い層を泳ぐことになります。
つまり13GのDeepレンジ仕様って事ですが、ご納得頂けましたでしょうか。
また、こちらも13Gに比べて
リトリーブの際のバイブレーションが手元に伝わりやすく、
リフト&フォールも好感触です。
使い手によって好みの分かれるところだと思います。
泳層やフォールスピード、姿勢、バイブレーションによる波動の強さの違いで
どれだけの必要性があるのかは、まだ検証段階でもあります。
只、サンプルモデルでの結果は13Gに劣る事無く、
昨年晩秋にはHAMA-Kさんがロクマルをキャッチ。
開発段階からの想定通り、見事に底からの誘いで食わせてくれた様です。
(底付近の13GDリフト&フォールにて)
さて、対象魚に関しては13Gや15Gと全く変わりませんし、
ポイントの条件やタックルによって理想的なモデルを選択してもらうだけです。(TOさんが増水時の河川にて13GDで良型)
今年一年は様々なシーンでこれらのSUM VIBration達を使い込んでいく事になりますが、ユーザーの方々からも色々な意見が頂ける事でしょう。
(鮭釣りには15G,13GD共に、かなり向いていると思われます)
そして、その中でしっかりと検証を続け
13GDの必要性について考えていこうと思っております。
もしかすると13Gと13GDのどちらかは生産のスパンが広くなるかもしれません。(多くの大型マス類にサムバイブは有効です)
SUM VIBration 13GD SPEC
Length : 75mm
Weight : 13.5g(ノーマル)
HooK :#6
Price : ¥1,700-&¥1,400-
color line-up
15Gの初回リリースカラーは全9カラーとなります。
予定では10カラーを予定しておりましたが、
1カラーに問題が発生し、この様な事態となってしまいました。
お詫び申し上げます。
只、今回のカラーラインナップはまたイイんですよね〜(スタッフの個人的意見)
既にレポートコーナーで登場しているカラーもありますが、
ミラープレートタイプも制作しました!
(ミラーピンクライガー、ミラープレートギル、ダブルライムミラー)
アワビプレートモデルは勿論人間の目からしてベストな魅力ですが、
ミラープレートは光の反射にメリハリがあってかなりオススメ!
お値段もノーマルカラーと同じ¥1,400-に据置価格!
さて、New SUM VIBrationの2タイプのリリースですが、先ずは15Gから。
サムルアーズショップでは2月28日夕刻より、他のアイテムと同時発売!
(今回のパッケージ台紙はいつも以上に気に入ってます)
13GDは3月中旬頃のリリースを予定しております。
(詳細は後日サムルアーズトップページのバナーにてお知らせ致します)