PROP DROP Blade !! その2
PROP DROP Blade !! Part 2
ブレードの効果・・・有ると思います!
この一年程で実釣の中心となったのはトラウト類が主ですが、
結果だけ見れば良い魚を楽しく釣ってもらえたと思います。
多くの結果は北の大地から。
魚の多さから言っても魚種の多さから言っても
頭一つ抜け出しているのは北海道しょう。
今回そんな環境で実釣を繰り返し行って頂けた事に先ずは感謝致します。
SNSでも度々紹介して下さっている北海道在住の石川学氏には、
アメマスを始めとしてイワナ系で多数の結果を出してもらいました。
基本的な使い方はクロス~ダウンクロス~ダウンでレンジを刻む感じで、
高活性の時はストレートの早巻きでも食ってくるそうです。
その他に記憶に新しい釣果では屈斜路湖のヒメマスですよね。
今年の釣行日は活性の低い状況だった様ですが、
プロップドロップブレードの反応は良かったそうで、
ご同行のコーセー氏によるとボトムに落としてからの巻き上げがハマったそうです。
ミノーの使い方と言うよりはスプーンに近い使い方なのかな?
北海道からは印象的な魚種がもう一種、
ブラウントラウト釣果を小川氏(北海道在住)より。
ブレード無しのノーマルでも釣って頂いてましたが、
ブレード有りでも良い魚を何本か釣って頂きました。
シーズン終盤からのご使用でありながら流石の使い所だと思います。
フランクサムで流した後のフォローで沈めて一発だった事もあったそうです。
さて、本州はと言うと中禅寺湖のレイクトラウトも釣ってくれました。
ノーマルでも釣れていただけに釣れて当たり前なのかもですが、説得力に繋がる一尾です。
この時の松本氏(埼玉県在住)は回遊系を狙ったただ巻きでしたが、
もしかするとアクションを加えての誘いも有りかもしれません。
このレインボーは放流されて間もないスクールしていた個体だと思いますが、
アタリが連発した中での一尾でした。
中禅寺湖ではハンドメイドのプロトモデルでブラウンも釣れていただけに、
フィールドでの使用数が増えれば更に発展したメソッドが確立される可能性があります。
そして冬期にテストフィールドとしてユーザーさんやスタッフも何度か訪れているのは天竜川。
放流直後の個体も年を越して野生化した個体の反応も検証出来る
貴重なストリーム系のフィールドです。
魚種はレインボーで毎年プロップドロップでの結果は出ておりますが、
今年は長嶋氏(浜松市在住)にかなりの大型を釣ってもらえました。
また、ブレードモデルの方が明らかにアタリが多い状況も聞こえており、
今後結果に益々期待を持っております。
止水エリアではお馴染みのsadda氏がブレード効果を検証してくれておりますが、
釣果は勿論、ブレード効果によるレンジキープ力の高さを評価してくれました。
簡単に申せばブレード回転の抵抗がリアを持ち上げる事により、
ヘッドが下がってレンジをキープしやすくなると言った内容です。
プロップドロップは基本的にヘッド側が重くなる様に設計されていますが、
リトリーブにより頭が上がり徐々にレンジが浅くなる性質があります。
ショアからアプローチする場合はこれが理想的な場合もありますが、
ブレイクをギリギリまで安定して攻めたい状況や
ストリームで少しでも長くレンジキープしたい場合には
ブレードの存在が少なからず効果を生んでくれるでしょう。
ここでブレードモデルに限らず、
プロップドロップをトラウトでご使用頂くにあたって、
フックについての注意点をご紹介致します。
標準搭載のシングルフックは中小型のトラウトを想定したセッティングとなります。
エリア、ネイティブを問わず対象魚のサイズやパワーに合わせたフックセッティングをご検討下さい。
因みにスタッフが中禅寺湖でレイクトラウト狙う場合は
標準よりもサイズアップしたスイミングフックタイプを使用します。
サイズによりフックの装着向きの変更もお試し下さい。
ブレードはフックが触れると回転が悪くなります。
トレブルフックもブレードと干渉する場合が多いです。
また、フックをサイズアップする事によりベリーフックとの絡みが多くなりますので、
ベリーフックを外す事もご検討下さい。
それでは次回のPart 3ライトソルト編?をお楽しみに!