サムルアーズが先駆けるインジェクションモデルの新たなる可能性、アバロンチップバージョン。
サム山岡第一次ハンドメイド制作期に初めて制作された実釣派バルサモデル。
その制作時期は古く、アワビ粉(青貝粉使用)モデルはミノーだけでなく、ペンシルベイトやバイブレーションプラグにも広く利用されていました。
中でも主に実戦で活躍したのは50ミリと60ミリ(下の写真右端)で管理釣り場や天然のトラウト類をターゲットに使用されていました。
一見すると当時のブームであったリアルハンドメイドの
洗練されてきらびやかなイメージからはほど遠い印象を受けるかもしれませんが、ここにはオリジナリティーと真の実釣能力が秘められていたと言えるでしょう。
サム山岡がかつて制作したハンドメイドシリーズでは、それぞれのカラーリングに合わせて青貝粉の量 を調整し、
その中には分厚く重厚なまでの光を放つカラーも存在します。
やはりアバロンチップバージョンの特徴は、ボディーに貼り付けられた個々の青貝粉が、それそれの角度で放つ自然物特有の輝きで、光の少ない状況でもその存在感を示すことに効果的があります。
アワビ粉(青貝粉使用バルサモデル)の反射角度による違い。
実力がこれまで以上に!サムルアーズのABALONE CHIP VERSION 達!
2005年の早春に業界に先駆けて復活したサム山岡オリジナルアバロンチップバージョン。
それは通常カラーに利用されているのホログラムシートやパール塗装には無い独自の輝きを放ちます。
バルサハンドメイド・アワビ粉バージョンの復刻版と感じさせるこのインジェクションモデル・アバロンチップバージョンもプロトタイプの段階より既に結果を残しており、それぞれのフィールドで新たな可能性を感じさせる逸品です。
アバロンチップバージョンは(コトカス以外)それぞれのボディーをそのまま利用している為、浮力に影響が出ます。
例えばサミングの場合、フローティングタイプは通常よりも浮上スピードが遅くなり、
サスペンディングタイプではスローシンキングタイプとなります。(いずれも淡水での使用)また、リトリーブ時の動きについてもその特徴は若干異なります。
現在までにバス、シーバス、九頭竜川サクラマス、天然ニジマス、天然イワナ、また、管理釣り場のトラウト類での釣果が確認されておりますので、その他の魚種についても十分効果的であると考えられます。
2006年アバロンチップバージョンによるトラウト類の釣果 (左から九頭竜川、庄川、揖斐川、庄川イワナ)
2005年10月までに生産されたインジェクションタイプによるアバロンチップバージョンは以下の通りです。
Suming-70
Floating : 6.7g
Slow-Sinking : 7.3g
Cotocas
Floating : 6.2g
Chunk
Floating : 8.2g
Fat sum Jr.
Pencil Bait : 8.8g
◎コトカスについてはノーマルバージョンに浮力を最大限近づける為、ボディーを限界まで削り込んであります。
販売カラーにつきましては、ブラックフィッシュ及びブラックフィッシュOB以外に定番カラーを設けておりません。
発売カラーは随時変更され、個々のカラーに於いてもその仕様は変更される場合があります。
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画面表示用として圧縮されておりますので画像に乱れがあります。