サム山岡的ミノーのあるべき姿。

1987年頃、風に対する安定した飛行姿勢と飛距離の実現を目指し、 バルサモデルとしてその制作が始まったLDシリーズ。
バルサ材を素材としたハンドメイドルアーであったことから当時より注目されはじめ、現在も主流の重心移動式には着目せず、全く別の新しい視点からその可能性を追求したミノーと言えます。

Original Balsa Model. LDF-65.（1994）

誰も考えつかなかった後方にボリュームを持たせたその形状は、当時としては奇抜でそのコンセプトを説明することなしに理解できる人も少なかったでしょう。
後の1994年に制作したLDF-65は、そのサイズとは裏腹に陸からでも十分対応できる飛距離を備え、常に安定した釣果を生んでいました。
そして2001年、このLDF-65を原型にインジェクション化しsuming-70fが誕生しました。
サイズは3mm長くなったことにより飛距離もバルサモデルをしのぎ、ワンサイズ上（90mmクラス）の重心移動式にも劣らぬ 飛距離と風に対する安定性に於いてはそれ以上の性能を確保しています。
動きはファーストリトリーブでタイトにキビキビと動き、スローでもインジェクションモデルにありがちなダラつきが無く、きっちりと動きます。(シンキングモデルについてはアクションが小さくなります。)
手元に伝わるサミングの動きは、貴方の集中力の保持にも一役買ってくれることでしょう。
また、トゥイッチ時にも重心固定が威力を発揮し、重心移動タイプにありがちなウエイトの移動によるバランスの乱れを起こしません。
サミングはトゥイッチによる釣果も当然望めますが、まずはこのルアーが最も実力を発揮するただ巻きをお試し下さい。
対象魚はバス、シーバスの他、トラウト系にも非常に有効で、LDF-65の頃より幻の魚といわれるサクラマスやサツキマスにも高い実績を残しています。
サミングは九頭竜川などの強い流れでも姿勢を崩さず、荒瀬で水面から飛びすような事も殆どありません。

2006　九頭竜川サツキマス&銀山湖イワナ

concept of suming

How to use.

当社フィールドテストや皆様の釣果 報告ではただ引きによる釣果が多くを占めておりますが、状況によってはトゥイッチの有効な場合があります。
魚の活性、天候（波風）、濁りなどを考え、その状況に応じて様々なリトリーブスピードやトゥイッチ、カラーチェンジをお試し下さい。
これにより釣果を大きく左右することがあります。
魚の活性の高い時にはファーストリトリーブが有効な場合があります。
ウィードが伸びきっている状況下などでは、ウィードの間をスローリトリーブすることも効果的です。
その他、キャロライナリグによっても好釣果を生んでいます。
トゥイッチ時には、操作性や安定感に於いてサスペンドタイプが勝っていますが、ルアーの浮上中にバイトが集中する場合もありますので、一概にサスペンドタイプが有利とは言えません。
また、コトカスよりも潜行深度が稼げることや浮力が弱いことによりフィールドの状況に合わせたコトカスとの使い分けが重要です。

フローティングタイプにおけるサスペンド（もしくはスローライザー）チューン

サスペンドモデルもありますが、緊急に必要な場合や浮力の微妙な調整を行う場合は、 ベリーピンの前後に板オモリを貼ることにより、浮力を調整して御使用いただけます。

SUMING 70 PDF FILE
九頭竜川2005　1.4MB
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SUMING 70 PDF FILE
トラウトにサミング　1.0MB
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